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リバロス ブレイドウィザード72L |
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バイラ70H(ヘビー) BSヒメマス(出商店・オリジナルカラー) |
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カーディナルC3&ジュラルミンスプールRULER& ラウンドノブ・ゼブラスポルテッド (出商店・チューン&オリジナル) |
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PEライン0.8号&ナイロンリーダー8ポンド |
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プラウ40S ブルー |
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中部地方 某中規模本流河川 |
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2025年4月 |
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日中 |
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晴れ |
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未計測 |
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未計測 |

連日『ヴィボーノ60』のプロトモデルで夢中で釣りをしていて、
いいかげんに他のミノーを引きたくなってきた。
ちょうど半日休みがとれ、ウキウキで川に向かう私(笑)。
同行の仲間が、到着早々に尺超えの本流イワナを掛け、
「こりゃ今日も出ちゃうんじゃないの? 大イワナ」
と舐めてかかっていました。
すると…
ドデカいイワナのチェイスを2回も掛け損ね…
ドリフト中の数回のバイトもフッキングをミスり…
しまいには40cmくらいのブラウントラウトも捕り逃し…
根掛かりで『モフィー60MS』を数個ロスト…
友人にもバイトがなくなり…
小雪やみぞれまで舞う天候に…
「なんて日だ! もう帰ろう! 今日はついていない!」
と帰宅準備を始める我々。
国道沿いの長いランの横を走リながら、
「ここで昔むかしに55cmのイワナを釣ったなぁ…」
「ちょっとやってみる?」
と軽く思いつき、再びウェーダーを履いて残雪を滑り降りた。
仲間は下流へ。私は上流へ。
二手に分かれスタートフィッシング。
『モフィー60SS』のダウンクロスの釣りで、
最初の岩盤の巻き返しの所で、小さいイワナが足元までチェイス。
「おお~? なんか魚っ気があるじゃないの」
さらに残雪を登り、上流にポジションチェンジ。
ランに流れ込む流心の向こう側に『モフィー60SS』を投入するも、
なんだか水噛みが合わない。
『ロンズ スローシンキング7cm』にチェンジするも、
ゆっくりした攻めにはノーバイト、ノーチェイス。
雪代も出てきているし、ルアーを魚に気づかせたいから、
もっと激しく踊らせながらドリフトさせたい。
流心の下にいるであろう魚を下流に導き出して、
出てきたところをクロスでズドンと食わせたい。
これは手持ちのコマなら『バイラ70H』、お前の出番だ!
カラーは短いフラッシュビカビカ仕様の出商店オリカラ・BSヒメマス。
チカチカ光るブラックバックと、サイドの青銀メタルカラーのミックスは、
低水温時の鱒たちに非常に効く。
流心の向こう側のやや上流に投げ入れ、
ロッドを立てて、『バイラ70H』に水を噛ませる。
『リバロス ブレイドウィザード72L』のしなやかなティップが、
『バイラ70H』のウォブリングを拾い、バタバタと震える。
この噛み具合を少し緩め、
『バイラ70H』がヌルヌルと泳ぐ棚を見つけ出したら、
その流速にシンクロさせて下流に送り込み、
時折ラインスラックを使って煽り、舞わせて、また流す。
そして、流し終える寸前に、流れの芯から、
緩い流れの帯に『バイラ70H』をスイングさせる。
これを繰り返すこと数投目で、会心のひったくりバイトがきた!
でかいイワナかと思ったが、少し強引なファイトの様子から、
「ブラウンかもしれない」
と察して、8ポンドリーダーということもあり、慎重にファイトする。
この時点で『リバロス ブレイドウィザード72L』はバットから捻られ、
カーディナルC3のドラグはギャンギャン泣いている。
雪代を含んだ厚い流れと水量にも乗って、
鱒はどんどん下流へ走っていく。
大きなゴロタ石の河原を、駆けたり、跳んだり。
そして岩に登ったりしながら、私もヒットした鱒についていく。
でも、冬の間に脂肪を蓄えた、
52歳の私のわがままボディには、ちょっとキツい(秘)。
しなやかに追従する『リバロス ブレイドウィザード72L』のおかげで、
細いナイロンリーダーは全く切れる気配がない。
バットから曲がり込んでいても、
その奇麗すぎる余裕のベンドカーブを見ていると、
なぜだか安心できてしまう。
完全にトリモチ状態で、バレる要素がない(笑)。
およそ100mは下ってきたであろうか。
最初に小イワナが追ってきた淵のヒラキまで下りてきてしまった。
ここなら取り込めると確信し、カーディナルのドラグを締め、
自動車バック状態で魚を浅瀬に寄せる。
「なんてこったい!」
「『プラウ40S』では全く入らないわ、この魚(笑)」
なんとか頭だけ入れて、強引に浅瀬に魚を引きずり上げた。
「いやー疲れた」
久々に河原なんて走ってさ。
息なんてハァハァ言っちゃっているし。
「今年はほんとに痩せよう。絶対痩せよう」
そう心に誓った今回の釣行であった。
帰路は、いいファイトのブラウントラウトのお祝いに、
いつもの大盛り食堂にピットインして、おしまい(ウフフ)!
