リバロス キャニオニック64M
バイラ50HMD(ヘビーミディアムディープ)
ケミカルホロリウムアユ化調マシマシ(出商店・オリジナルカラー)
モフィー60SS(シャローステア)
BSヒメマス(出商店・オリジナルカラー)
カーディナルC3&ジュラルミンスプールRULER
(出商店・カスタム&オリジナル)
PEライン0.8号&ナイロンリーダー8ポンド
プラウ30S グリーン
本州 某河川
2024年6月下旬
午前7時ごろ
晴れ
さまざま
さまざま
アングラー:長野のJustin HieHer(ながののジャスティン ヒーハー) 長野県長野市在住

初夏になり、そろそろ好機が来るかと思っていた本流大ヤマメ。
しかし水が少なく、渇水のままシーズンを迎えてしまった。
ダメ元でフィールドに向ってみたところ、
ひざ丈くらいの浅い水深の瀬撃ちの釣りから、
友人が泣き50cmくらいのマスを『モフィー60SS』で引っ張り出した。

「やばい、やられたー」
と思いながら様子を見ていると、くねくねファイトなので少し安心(笑)。
しかしながら なかなかのナイスなイワナだ。

ですが、この他には子鱒のアタックもなく、
「今年はダメなのか」
と焦りながら遡行を続けました。

まあまあ深い瀬を、アップストリームで、
『モフィー60SS』をロングキャストしてチェック。
ボクの5mほど手前で男波となり、
水流の吹き上がっているところまでグッと我慢のヒラ打ちトゥイッチ。
吹き上がりに差し掛かったところで、間を入れ、フラッタリング。
「フッ」
と何かに触った気がしてロッドを立てると、
自分史上最大の板鱒ボディな大ヤマメが、
ボクに向かって泳いでくるではありませんか!?

その大ヤマメは、ボクと目が合った途端、
「フンッ」
と首振り一発で『モフィー60SS』を外して、ゆっくり上流へ泳いで行きました…

「やっちまったー(泣)」
どう見ても50cmは余裕で超える立派な美大鱒…
1年は立ち直れない大失態…
あいつはもう、二度とボクには掛からないだろう…

打ちひしがれながら、その後も何回かそのフィールドに釣行するも、
掛かるのはブラウントラウトやイワナのみ。
これは川の選択が悪いのか?
釣っている時間が間違っているのか?
あれこれ考えた末、河川も入渓時間もガラッと変えることに。

そして、その水系初チャレンジとなる友人を引き連れ、GO!
一番の大場所は友人に託し、ボクは前回同様のバラした条件である、
ちょっと下流にある男波の吹き上がりポイントを攻めます。

アップクロスでは攻められない立ち位置なので、
『バイラ50HMD』をダウンクロスでふわふわさせながら、
吹き上がりに向けて流し込みます。
答えはすぐに出ました。

分厚い尻ビレが遡上してきた鱒であることを想像させてくれます。
まあまあのサイズですが、毎年のことを考えると、
50cmオーバーを釣りたいのが正直のところ。

上流にいる友人も、
「大きめなヤツと尺くらいのやつがチェイスしてくる!」
と興奮気味で、場所も時合いもバッチリのようだ。
あとはマスの気分だ、と思っていたところ、
ボクの『バイラ50HMD』にガッツーン!という衝撃。
「もらったぜ!」
鬼アワセを入れて、体勢を整えようとした時、リーダーが、
「プツン…」

「ああ、歯にやられた… ルアーが小さかったか…」
「もっと優しくフッキングしていれば…」
「『モフィー60SS』だったらガッツリ掛けられていたか…」
「でも、あまりヒラ打ちでバタバタさせずに流したかったから仕方ないのか…」
食わせてからの対処が、まだまだ考えが足りなかった。
ボクの負けですわ。

その後は、友人がナイスな素敵なゲストを連発。
そして、水不足もあり、今夏の大ヤマメ釣りは閉幕としました。

あの板鱒…
わずか数秒のことでしたが、
いまだにボクの脳裏に焼きついて離れません…
2024 夏、FIN…

その後はと言えば、交通事故に遭い、
スズメバチに刺され、散々な夏となっています。
前回のエントリー(『オーナーズパーティー!』No.513) で、
「2024年トラウトシーズン、ここから波瀾万丈の予感…」と記した気持ちを、
そのとおりに、ばっちり的中させたのかと思われます。
ボクのバカバカバカバカ!