リバロス キャニオニック60L
モフィー50MS(ミドルステア)
剥製風ベイト弐の型・可視光
(出商店・オリジナルカラー)
ステラC3000
PEライン0.8号&ナイロンリーダー7ポンド
プラウ30S グリーン
信越地方の某山岳河川
2022年6月15日
早朝
曇りときどき晴れ
未計測
未計測
アングラー:長野のJustin HieHer(ながののジャスティン ヒーハー) 長野県長野市在住

前回のストーリー(『オーナーズパーティー!』No.459)には、
実は、続きがあるのです…

あのお魚を釣り上げた後、
「とりあえず、良い魚が掛かったよ!」
「手塗り『モフィー60MS』のおかげだよ!」
と、スプリーモの関さんにLINEで報告。
朝は死んだふりをしている(弱い)から、
電話で起こしてしまっては、可哀想ですからね(笑)。

仕事までの限られた時間がもったいないから、
次のポイントまでアップクロスで、
手塗り『モフィー60MS』を打ちながら釣り続ける。
すると偏光レンズ越しに、青物のようにミノーをチェイスする、
ラグビーボールのような魚体が時々見えるではないかっ!

「とんでもない確変の日に来てしまったのではないだろうか…」
これはきっと神様が、 
「仕事には行かず大ヤマメを釣れ!」
と言っているに違いない(笑)。
上司に連絡をし、家庭内の事情で現場に遅れると嘘をつき(秘)、
朝は死んだふりをしている(弱い)スプリーモの関さんに、
再度LINEをガンガンしてたたき起こし、
「ボク、コレからもう1匹釣っちゃうからね!」
と予告ホームランをぶちかましてみた。
きっとウザがっていたことだろうが… お構いなしさ!

あとは釣るだけ、なのだが、
肝心の手塗り『モフィー60MS』が泳がなくなってきた。
なんだか、水流を切り裂くあの運動性能が半減しているのです。
とりあえず『モフィー50MS』の、
長野県の出商店さんのオリカラにルアーチェンジ。
手塗り『モフィー60MS』はミノーボックスでちょっとひと休みだ。

ミノーをサイズダウンさせて30分ほど釣り上ったが、
メモリアルなラグビーボールヤマメを見かけない状況が続く…
「やっぱり5cmだとボリュームが足りないのか…」

そう言えば手塗り『モフィー60MS』を借り受けた時に、
スプリーモの関さんがなんか言っていたな…
「この手塗り『モフィー60MS』はテストサンプルですから、
ボディは接着剤で簡易的に組み立てたものです。
ですので、あまり激しく使用すると浸水してくるかもしれません。
もしそうなりましたら、天日に干して、中の水を乾燥させてください」
とか…

それじゃあ休憩がてら天日で干してみるかなと、
ミノーボックスを開けてみたら…
ボディから錆びた水が出ていて、
他のミノーのフックも錆びとるやないかい!
手塗り『モフィー60MS』…
圧倒的な手数の多さと素晴らしい運動性能だけではなく、
他のミノーを駆逐するサバイバル性能もあるのか(笑)。

「さすがは簡易組み立てモデル、予言どおりに浸水している…」
「これじゃだめだ…」
残り時間を考えたら、この『モフィー50MS』で釣り通すしかない。
すると、アップストリームで投げた『モフィー50MS』に、
ラグビーボールが絡みつくのが見えた!

でも、流れの押しが強すぎて、食わせの間が取りづらい。
そこで、またこそくに先回りして、魚が追って出てきそうなヒラキの上で、
『モフィー50MS』をターンさせられる立ち位置を探し、数投目。
『モフィー50MS』が水中から飛び出さないように踏ん張って泳ぎ、
水面ギリギリをターンするのが偏光越しに見えた瞬間、
「ズドン!」
と白銀の閃光が光り、
『リバロス キャニオニック60L』を大きく曲げる(ギャー!×2回目)。

1匹目のヤマメよりも大きく、全く言うことを聞かないので、
マイマイガの毛虫がたくさんついている河原柳のジャングルを、
魚と一緒に釣り下り(ギャー!×3回目)、
なんとか浅瀬に泳がせて寄せ、上陸させてランディング。

他のミノーだったら、ダウンクロスでは飛び出す流速。
『モフィー』のベリーキッカーの効力は、偉大すぎるほどに素晴らしい。
そしてまた『リバロス キャニオニック60L』の底知れないパワーと、
オートマチックな掛けティップにも、改めてビックリ。
アワセてもいないし、勝手に掛かって、勝手に寄せてこられて、
なんて素晴らしいロッドだろう。
『リバロス キャニオニック60M』と間違えて持ってきたが、よかった(笑)。

それと先ほどの手塗り『モフィー60MS』。

いやいやこの簡易組み立てのテストサンプル、
次にまたデカいお魚がきたら、壊れちゃいそうですね。
このエントリーがリリースされるころには、
製品の『モフィー60MS』が発売されていることを強く望みます。

あ、でも、スプリーモの関さんの指令は、
「28cmのお魚を釣ってください」
だったから、まだ壊れないで使えるかな、プププッ(笑)。