リバロス キャニオニック52M
モフィー50MS(ミドルステア)
Sピラニア(スパークルカラー)
シマノ社製3000番
PEライン0.8号&ナイロンリーダー8ポンド
中部地方の某渓流
2018年9月下旬
さまざま
雨のち台風
未計測
未計測
アングラー:長野のJustin HieHer(ながののジャスティン ヒーハー) 長野県長野市在住

昨シーズンの渓流最終戦でした。
いつものようにさすらい人な友人“岐阜の軍曹”さんから、
有給休暇を大量消化して、これまたいつもの某山奥の集合場所で、
いつもの秋の大アマゴ狙いで、キャンプを張っちゃうよ、
との連絡を受けた。
初詣にでも行くように、ボクもいそいそと出掛けたのだった。

『バイラ50XMD』が発売されてからというもの、
秋の大物渓魚が余裕で釣れるという錯覚に陥ってしまっていたボクらは、
その谷の水位や天候など、全く気にも止めていなかった。
結果、まさかあんな目に遭うとは…

向かう途中、珍しくスプリーモの関さんから電話があった。
どうやらボクらの谷が気になってしょうがない様子だ。
「いいでしょう、おいでおいで(笑)」

長野、岐阜、4時間以上車を飛ばし静岡。
各地から参集した我々を待っていたマイリバーは、
超渇水によって小渓流と化し、
今まで見たことのない、ドキドキしない景観をさらけ出していた…

普通ならさっさと自宅に帰るか、
あるいは、別の釣りを探すかだろうが、我々は違うのだ。

「帰りたい」
と思いっきり顔に書いてあるスプリーモの関さんをがっちり確保!
毎日雨宿りしながら、ビバークできる場所を貸してくれる所を探し、
数日間の野宿用に買いだめした各種・大量のレトルトカレーたちを、
しぶしぶ付き合うスプリーモの関さんに振る舞う!

はっきり言って、釣りはほぼしていない。
温泉に入って、カレーを食べて。
また温泉に入って、カレーを食べて。
この清らかな行為の繰り返しだ(笑)。
しかし時にはハンバーグをトッピングして、体と心を強化!
外で食べるカレーのなんとうまいことよ(笑)。

3日目ぐらいに台風が直撃するというニュースが流れ、
これまた普通なら帰宅するのであろう状況だが、
ボクと“岐阜の軍曹”さんは違う。
「水位が上がって釣れるぞ!」
「パチンコでいうところの確変だ!」
と、血沸き肉踊る妙なテンションになっていった。
その時のスプリーモの関さんですか?
知りません。気にしていられません。
きっと早く静岡に帰って、やきそばを食べたかったことでしょう(笑)。

でも…
さっきまでカラカラだった川の水位が急に上がっても、
そう簡単には釣れませんよね…
正直苦戦しました。
小さなイワナも釣れないのですから。

そこでですよ。
スプリーモが季節限定で発売した「Sピラニア」カラーの出番なのです。
一部のエリア、ショップさんでは、ベテラン勢に火がついた謎の配色。
渓流にピラニア… 本気ですか?

ところが、差し色の妙という表現がぴったりくる。
このなんだか紅白歌合戦の演歌歌手の衣装のような、
キラキラピカピカの光で、黄色かったり黒かったり。
こんな色目を思いつくスプリーモの関さんは、
よっぽど荒れた天気で釣りをさせられているのですなぁ(笑)。
でも、食い気がなく闘争心の強い個体にケンカを仕掛けるには、
ドンピシャの色の調合なのです。
スプリーモ、さすがです。

さて川は激流、視界は土砂降り。
レインウェアが染みてビタビタな状況となりましたが、
「Sピラニア」カラーのおかげで、
起死回生の1発、2発と相成りました。

バンザイ! バンザイ!

スプリーモの関さん、また「Sピラニア」カラーの再販、
よろしくお願い申し上げます!
お礼に、カレー・ブートキャンプに招待しますので(秘)。