リバロス ブレイドウィザード86MH | |
バイラ70M BSヒメマス(出商店・オリジナルカラー) |
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ダイワ社製3000番クラス | |
PEライン1号&ナイロンリーダー18ポンド | |
北海道 静内川(しずないがわ) | |
2019年2月22日 | |
午後4時10分ごろ | |
晴れ | |
4℃ | |
4℃ |
12月中旬、都内某所で行われた忘年会で釣り仲間から、
北海道のフィッシングガイドさんが企画している、
「ロシアでキングサーモンを釣るツアー」に行かないかと誘われた。
話を聞いているだけでわくわくするが、即決なんてできる訳がない。
でも、そのフィッシングガイドさんを頼って、
2月下旬に北海道へスティールヘッド(ニジマスの降海型)を釣りに行かないか、
との話に、なぜか即決したワタクシ。
最初に高額な高級商品を紹介されて、
感覚がマヒしたところに紹介された別の商品に変な割安感を感じて、
勢いで買い物しちゃったこと、ありますよね?
アレです、アレ(笑)。
でも年を重ねると勢いも無くなってくるので、
まあよいかと挑んだ今回のスティールヘッド釣行。
そして2月21日の夜、
仕事を終え羽田空港から新千歳空港へ向かう飛行機に乗り込んだ。
フライト中のうたた寝から目覚めると、何やら機内が騒がしい。
モニターに写った文字は、
「北海道で震度6弱の地震発生」
すでにJRや地下鉄は安全確認のため、運休しているらしい。
新千歳空港に到着すると、帰宅困難者でロビーは大混雑、
タクシーも長蛇の列で、いったい何時にホテルに到着できるのやら。
ホテルまでの距離は約5km。
う〜ん、勢いで歩いてホテルに向かうことになった。時刻は23:30。
気温はマイナス8℃、慣れない雪道に足をとられながら、
大きなロッドケースとキャリーケースを持って歩く。
道に迷いながらも、ようやくホテルに到着。
時刻は25:30。
実際に歩いた距離は7km。
夜空を見上げると、美しく輝く青白い満月が奇麗だった。
この過酷な体験をクリアでき、大人の階段をひとつ上れた気がする。
翌朝、フィッシングガイドさんが運転する車で静内川へ向かう。
ウインターランのスティールヘッドのアタリは小さく、
多くの人は根掛りかと思ってアワセないため逃がしてしまうことが多く、
大アワセが大事らしい。
静内川に到着するとムフフなポイントを案内されるが、全く無反応。
やっぱり昨夜の地震の影響が大きいのか?
しばらくすると、フィッシングガイドさんがブラウントラウトを釣りあげた。
次のポイントでは仲間がよいサイズのアメマスをキャッチする。
一方、ワタクシはフィッシングガイドさんの言いつけを守り、
違和感を覚えては大アワセ、そして大アワセを繰り返し、
ルアーを入れたタックルケースがだんだん軽くなる…
スプリーモの関さんの笑顔が頭をよぎる。
日も暮れかかったころ、最後のポイントに到着。
いろいろなプレッシャーを感じつつ、ムフフな雰囲気の流れへ、
長野県の出商店さんのオリカラ『バイラ70M』BSヒメマスを投入した一投目。
「モサッ」
とした違和感を覚えて大アワセ。ピクリとも動かない。
「あぁ、またやってしまった。倒木か?」
もう一度大アワセすると、生命感を微かに感じた気がする。
「いや、倒木が動いただけに違いない」
そしてもう一度大アワセをすると、倒木が対岸に向かって動き出した。
「ん? 魚だ(笑)」
スピードは無いものの、トルクのあるファイトで、
なかなかこちらに寄せられないやり取りが続く。
『リバロス ブレイドウィザード86MH』のパワーを生かして、
半ば強引に寄せると、姿を現したのは太いアメマス。
口元には丸呑みされた『バイラ70M』。
やっぱりこのミノーは大鱒の餌だな。
今回の遠征ではスティールヘッドに出会えなかったけれど、
寒い夜の雪道をホテルまで2時間歩いたことも、
(1人だけボウズの)プレッシャーのなかで釣った太いアメマスも、
楽しい思い出です。
北海道の数多い誘惑の危険区域に、また一歩、
足を踏み入れてしまったかもしれません(笑)。
そしてワタクシもようやく言えます。
「バイラ、やバイラ〜(笑)」