この春は忙しかった。
雪代の収束が早く、気温が暖かく、
思ったより雪解けが早く。
そのため、自分の楽しみである山菜採りの時期が予想より早まり、
ウカウカしていると他の人に採られてしまうからだった。

どんなに田舎な長野でも最近は、
商売目当ての都会からの業者さんが、人をたくさん載せてきて、
山菜のある場所でみんなを一斉に解き放って、
人海戦術の勢いでゴッソリと持って行ってしまうありさま。

スプリーモの関さんに頼まれていたコシアブラやタラの芽、ウドなどなど。
送らなかったら後が怖いので、こっちも必死ですよホント。

この時期の渓流師としての楽しみは、釣り半分山菜半分なので、
気分転換ぐらいのつもりでもいいのですが…
静岡でお腹をすかせた方が待っていますから、ちゃんと採らないと（笑）。

さて、そんな季節のなかでの釣りです。
こちらの春は水量が多く、普通のミノープラグだと攻略しづらいのですが、
そこはやはり安定の『バイラ50』シリーズ！
特に『バイラ50XMD』は外せません。

鉛の塊のようにどっしり沈み、縦のトゥイッチで派手なウォブルと、
適度なラインスラックでちょっぴりバック。
トゥイッチ時でも前に進みにくく、右に左に飛ばないこのアクションは、
文字どおりオンリーワン。
ベタ底からちょい上をアップ＆ダウンさせながら引いてくるなんて芸当は、
他の渓流ミノーの性能では実現できないものです。

『バイラ50XMD』が使いづらいってお感じの方は、
一度頭をクリアにして、
ミノーは横方向にトゥイッチするものだという固定観念を捨てて、
使い倒してみましょう。

さあレッツビギンだ！（古い）

あれだけ山菜たちを送ったのだから、たぶん。
生シラスとか生桜エビとか、お返しは届くよな…
「最高にマイウ〜です、ありがとうございます！」と言っていたもの…
静岡の特産品、届くといいなあ〜（笑）