7月と8月は毎週のように雨が降り、
姫川本流は濁りと増水で釣りをするのが厳しい状態が続いていた。

今日は、水量は平水に戻ったものの、
濁りは少し回復した程度で、あまり良いとは言えない状況。
何カ所かのポイントをチェックしながら狙うも反応がなく、
午後になるとダムからの放水が始まり、濁りはさらにきつくなった。

本流での釣りは諦め、濁りの少ない支流に移動する。
狙うはこの支流の中で一等地となる水深のあるプールと、
その上流にある滝つぼのポイントだ。
去年はこの辺りで尺イワナの連発といういい思いをしたから、
「ここで1匹お願いしますよ」
と『バイラ50M』をキャストして誘いを掛けていくが、
水深のあるプールを過ぎ、最後の滝つぼまで無反応が続いた。

そこから折り返して釣り下り、
狙う角度を変えて再度誘いを入れると、重みが乗る。
即座にアワセを入れて、
深場へ逃げ込む魚をバラさないように慎重に寄せてくる。
見えてきた魚はイワナで、サイズは尺を超えている。
ゆっくりと浮かせて無事にネットイン。

浅瀬に運んで横たえると長いイワナで、サイズを測ると38cmもある。
朝から無反応が続き、ようやく釣れたうれしい1匹。
その後夕方は、姫川本流のダム上の濁りの回復が早い区間に移動し、
20cm弱ほどの小型ヤマメを数匹釣り、長い一日を楽しんで終了。

禁漁を迎えるまでに釣りに出られるのは、あと3回ぐらい。
そのうち1回ぐらいは、最高の条件の姫川本流を楽しみたいですね。