リバロス ブレイドウィザード70L
バイラ50HMD(ヘビーミディアムディープ)
Sワカサギ
ステラ4000XG
PEライン0.8号&ナイロンリーダー12ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ガンメタ
ネットバンド ブラック
コットンツイル・ロゴキャップ ダークオリーブ
北海道 猿別川(さるべつがわ)
2017年4月29日
午前8時40分
晴れ
3〜17℃
9℃
アングラー:STEW熊澤(シチューくまざわ) 北海道帯広市在住

4月1日〜5月末日まで、北海道は春のヒグマ注意特別期間。
という事で、単独での釣行は危険と判断し、
“BEAR DOG 五十嵐(ベアドッグいがらし)”氏を同伴して、
ヒグマに警戒してもらいながらの釣り。
しかし、彼と釣りに行くと毎回のようにアクシデントが発生するので、
今回は何もないことを願う。

早朝5時、”BEAR DOG 五十嵐”氏と共に猿別川に向かう。
予定していたポイントに先行者はいなく、
川の状況も若干のハイウオーターで良さそうだ。

準備を早々に済ませ、軽快に釣り上がっていくが、
一度小さなアタリがあっただけで反応が良くない。
「エサの鮭稚魚たちと共に下流に下ったのか?」
そう思い、以前から気になっていた下流のポイントへ移動。
そこは、ごっつい岩盤が入りスリットもたくさん!
これは絶対に良型がついているだろう。

滑る岩盤の川底に細心の注意を払いながら、流れを対岸に渡っていく。
すると、僕の後ろを歩いていた”BEAR DOG 五十嵐”氏が、
「あーーーーーーーーー」
と大音量で叫ぶ。
まさか…

ヒグマ!?
それとも大物をヒット!?
振り返ると…
そこには、華麗に宙を舞う”BEAR DOG 五十嵐”氏の姿が!
「ドッパーン」
激しい水飛沫を上げながら転倒中!
そしてすぐに起き上がり、僕に熱い視線を送ってくる。
「大丈夫?」
「いてーよ!」
と若干キレ気味の”BEAR DOG 五十嵐”氏…
なぜ僕がキレられなければならないのかが理解できないが、
とりあえず大丈夫なようなので釣り下ることに。

そのポイントでは40cmクラスのニジマスや小型のアメマスが、
飽きない程度に相手をしてくれる。
またしばらく行くと、新たに素敵なポイントが現れた。

岩盤のスリットに『バイラ50HMD』Sワカサギをキャストする。
すると、一投目から流下中の『バイラ50HMD』にアタリが。
釣れたのは15cmほどのアメマスだった。

もう一度キャストし『バイラ50HMD』をスリットの底まで沈める。
軽くアクションを加えると、
『リバロス ブレイドウィザード70L』の竿先に重みが伝わる。
「根掛かりか?」
ゆっくり動く。
「魚?」
竿を煽ってみると、PEラインが物凄いスピードで、
激流の岩盤地帯を下流に走り出した。
これはなかなかのサイズのようだ。

川底の岩盤がツルツルで、足場が悪くなかなか魚に付いていけない。
ようやくダッシュが止まり、寄せようとしたところで、
しかしラインが川底の岩に絡んでしまった。
「どうか切れませんように!」
と強く祈りながらテンションを緩めると、奇跡的にラインが岩から外れた。
魚は再び流れに乗り、どんどん下流に走っていく。
そして岩盤地帯を抜けた所で、やっとランディングに成功!

『プラウ90SL』に横たわる立派なニジマス。
早速サイズを測る。
54cm。

「あのパワーで54cmか」
恐るべき猿別川のニジマス。

記念撮影をしていると、
「俺も釣れた!」
と”BEAR DOG 五十嵐”氏もニジマスをキャッチ。
前回に続き、なんと二人揃って50cmアップが釣れた!

その後河原でカップラーメンを食べ、
更なるサイズアップを求めて夕方まで頑張ったが、
二人揃って良型をバラすという非常に残念な結果になってしまった。
けれど、ヒグマには遭遇せずに、
たくさんの魚に出会えたのだから、満足の釣りになった。

もちろんその夜は”BEAR DOG 五十嵐”氏と祝勝会!
釣り談議に花を咲かせながら、
焼き肉をたらふく食べ…
生ビールとハイボールを無限に飲み…
当然ながらプリン体の過剰摂取で尿酸値は急上昇!
翌朝、足首はひと回り大きくなり、立派に育っていました。
春の痛風注意特別期間に突入です(笑)。