リバロス キャニオニック60M
バイラ50M(ミディアム) Sブラック/オレンジ
ステラC2500HGS
PEライン0.6号&ナイロンリーダー6ポンド
オリジナル ハンドメイド
ブレイドバー ブロンズ
メッシュバック・ロゴキャップ ダークグリーン/カーキ
中部地方 某渓流
2016年5月29日
午前9時30分
晴れ
20℃
18℃
アングラー:植松 千英(うえまつ ちひで)長野県諏訪郡在住

楽しかったサクラマス釣りに終止符を打って、今季初の渓流魚の釣り。
川は何処も渇水しているため、比較的水量がある本流に向かった。

小規模本流の大型ヤマメ、アマゴの釣りにおいて、
私に欠かせないロッドが『リバロス キャニオニック60M』。
この軽量なブランクは、流れの中でミノープラグを自在に操ることができる。
今季の渓流魚釣り初日となる今日も、
『リバロス キャニオニック60M』は多彩なダンスを演じさせて、
プラグに命を吹き込んでくれた。

釣っていくと、浅瀬のヒラキに岩が点在する比較的大きなスポットに、
数匹の大型アマゴが渇水とフィッシングプレッシャーから逃れるように着いていた。
軽量なスローシンキングプラグで魚の活性を探っていた時、
1匹目のアマゴがチェイスしてヒットしたが、誘いに失敗してバラしてしまった。
プラグを再度送り込み、魚の目の前でじっくりと軽快なアクションを見せると、
今度はしっかりとプラグを咥えてくれた。

幅広い体躯のアマゴが『リバロス キャニオニック60M』を絞り込んでくれる。
昨日までサクラマス釣りをしていたが、魚の感触はまるでその釣りと変わらない。
タックルがライトなだけで、激しく抵抗する姿は、まさに同じ魚である。

いい時合いがきている状況のようだ。
早々に魚をリリースして別の筋にプラグを送り込むと、3匹目がヒットした。
このアマゴも見事な魚体であり、
素晴らしい経験をすることができた、と思わせる魚たちであった。

日が高く昇った日中も、更なる大型を目指して河原を延々と歩き魚を探す。
リアクションバイトの誘発を意識して『バイラ50M』にチェンジすると、
川メバルの猛攻に遭い、『バイラ50M』はボロボロにされてしまった。

最近の本流河川の釣りでは、川メバルたちに出会うことが多い。
「鱒釣りとの共存はもはや避けられないのだろうか?」
案外、可愛い顔をしているが、ミノープラグを猛攻するやっかいな奴でもある。
ヤマメ、アマゴの釣りには新たな問題となってしまうかもしれないが、
「何も釣れないよりは良いのでは」
と思うようにしている。

そして期待の夕マヅメ。
『バイラ50H』にヒットしたのは、なんと30cm後半の大型アマゴ。
絞られた流心の岩陰から『バイラ50H』へのストライクだったが、
チョン食いだったため、ローリングされると同時にフックアウトしてしまった。

大型アマゴの姿を目にしただけにバラシは悔やまれるが、
『バイラ50』シリーズが本領を発揮するシーズンの気配を感じた。
ルアーの鱒釣りでは比較的手軽に狙うことができるヤマメ、アマゴ釣りが、
そろそろ最盛期を迎えようとしている。

「明日から、どの河川に釣りに行こうか」
悩める日々が続きそうです。