リバロス ブレイドウィザード86MH
パヴロ90MS(ミドルシンキング)
Sシャッド
ステラ4000XG
PEライン1.2号&ナイロンリーダー5号
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド セージグリーン
コットンツイル・ロゴキャップ チャコールグレー
富山県 神通川(じんつうがわ)
2016年5月1日
午前9時40分
曇りときどき晴れ
17℃
11.5℃
アングラー:植松 千英(うえまつ ちひで)長野県諏訪郡在住

今年のゴールデンウイークもゴールデンな休日にしたいと思い、
ベストのルアーケースの中を『パヴロ90』シリーズでいっぱいにして、
サクラマスを求め増水後の富山県・神通川に挑んだ。

初日の水質は予想を超えて泥濁りに近く、
サクラマスのヒットはあったが納得するまでには至らなかった。
そのため水質が改善して水位もベストになりそうな翌日からが、
本格的に狙える状況にあると考えた。

遡上してくるサクラマスを最上流域で待ち構える楽しい時期に突入している。
翌日の朝一番の薄暗い時間帯はその上流域を、
地元の先行者と共にサクラマスの付き場を確認しながら釣り流したが、ノーバイト。

水温を計測すると、数日前の増水以前の水温までは上昇していない。
その低水温が要因で期待していた釣果がないのだろうか。
少しでも水温の上昇することを期待して釣りを中断し、朝食をとりに宿へ戻った。

すると、曇り空から一時的に晴れ間がのぞいた。再び流れに立つ。
この太陽の光量なら、上流域でも水深のある深いプールの底まで光が届く。
『パヴロ90MS』の強烈なフラッシング効果が、
深く沈んだサクラマスに刺激を与える事ができたのだろう。
超深場の下層に潜行させた『パヴロ90MS』Sシャッドにサクラマスが食いついた。

ヘッドシェイクで『リバロス ブレイドウィザード86MH』が絞り込まれる。
バットから大きく曲げるパワーから、大型魚に違いないと確信。
水中で暴れる姿は、極太の体躯の板鱒そのもので、
ランディングに気を配らないとネットインは成功しないだろうと注意力を高める。
その結果、激しい真剣勝負の勝者は私に決まった。

その素晴らしい存在感に、しばらく見入ってしまう立派なサクラマスは、
往年の神通川のサクラマスらしい板鱒のような魚体。
前回の体長68cmのサクラマスに続き、
今日は体長66cm、体重4.2kgのサクラマスを手にできた。

この釣果には、深みに沈んだ大鱒を刺激し反応させて食わせる、
『パヴロ90MS』の性能が大きく貢献した。
その大役を果たした『パヴロ90MS』は、
今年のゴールデンウイークを素晴らしくゴールデンな休日にしてくれた。

明日は、更に水温の上昇が進む天候となる予報。
瀬釣りの開幕戦となりそうな予感に、
上流域のサクラマス釣りならではの醍醐味を堪能したいと思う。