リバロス ブレイドウィザード86MH
ミディアムディープミノー85mm
イグジスト3012H
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー16ポンド
ブレイドバー ブラック
ネットバンド ブラック
メッシュバック・ロゴキャップ ネイビー/カーキ
長野県 犀川(さいがわ)
2016年2月21日
午前10時
晴れ
未計測
未計測
アングラー:アイダカズユキ 長野県安曇野市在住

待ちに待った犀川漁協エリアが解禁した。

学生時代に同じ部活で共に戦った、釣りがとてもうまいF君が、
解禁日のスタートダッシュに成功。
エサ釣りで60cmを軽く超えるブラウントラウトを筆頭に、3本のグッドサイズを釣り上げた。
F君によると支流域のほうが好調らしい。

早速解禁後最初の休日に出撃しようとしたが、
日頃の残業がたたって身体がだるく、翌日にすることにした。

迎えた翌日、F君の情報どおりに支流域に行こうかと思ったが、
やはり本流で鱒が釣りたい私は犀川へ向う。

現地に到着して犀川のようすを見ると、
解禁直前の雨と前日のみぞれと雪の影響か、結構濁っている。
「失敗か…」
しかし何とか釣りが出来そうだし、
鱒の警戒心が薄れているかもしれないと判断し、釣りを開始。
水の色からアピールカラーのルアーを選択して、キャストを繰り返す。

「やっぱり今日は厳しいかな…」
そう思いながら釣りを続けていると、
「グッ」
とルアーが押さえ込まれる。
「ゴミ?」
と思ったがすぐさま魚の感触が伝わってきた。
「よし、魚だ!」

一瞬、魚の白い腹が濁った犀川の中に確認できた。
サイズも悪くはなさそうだったのでにわかに気合が入る。

そこから落ち着くまで魚を走らせるが、
ドラグを鳴らしながら流れに乗ってどんどん下っていってしまう。
しかしこんな状況でも『リバロス ブレイドウィザード86MH』は、
しっかり対応してくれていて非常に頼もしい。
焦っているのは私のほうだ。

ある程度魚が落ち着いたところで、PEラインを横から入れるように意識しながら、
私も下流へ移動し、プレッシャーを掛ける。
すると魚も疲れたらしく、ダッシュする距離が短くなっておとなしくなってきた。
浅瀬に誘導するチャンス到来。

そのまま浅瀬への誘導に成功して、『ネットバンド』を解きランディングに成功した。
「よっしゃ!」
思わず声が出てしまう。

ランディングネットに横たわっているブラウントラウトを確認すると、
私が想定していたサイズよりも大きい。
ヒレも立派に成長している。計測してみると62cmだった。

「よっしゃ!」
今度は拳を握り締めた。

ブラウントラウトに撮影に付き合ってもらい、優しくリリース。
しばらく流れの中で魚体を支えてやると、ゆっくりと犀川へ帰っていった。

今年は幸先のいいスタートが出来たので、
この勢いが続けばと思いつつ、犀川を後にする。
まずはF君に報告しよう!