2016年初釣り。

昨年末に犀川で釣り納めをしていると、
スプリーモの関さんに急な呼び出し（笑）を受け、
長野県から静岡県に直行して緊急忘年会でべろんべろん焼酎まみれに…
そのダメージがやっと抜けた1月2日、犀川殖産漁協エリアへと車を走らせた。

川沿いを走っていると、釣り納めの時とは何かが違う…
路肩に雪が残っている。
どうやら年始にかけて雪が降ったようだ。

正月2日目だというのに有名なポイントには釣り人たちが…
「みんな好きだなぁ…」
などと思いながら空いている場所へ車を止めると、先行者？
どうやらバードウォッチングをしている様子。

「すみません。釣りに入ってもいいですか？」
と聞くと、
「どうぞどうぞ、お気遣いなく〜」
と優しい言葉が返ってきた。
そのお言葉に甘え、釣り開始！ 一投一投丁寧に探るが反応はない。
「そんな簡単に釣れるわきゃねぇか(笑)」

上流へ、下流へ…
あちこちポイントを変えても僕のロッドに生命感は伝わってこない。
「うーん困った、あのポイントに行くか！」
そこは昨年の釣り納めで45cmのブラウントラウトが出たポイント。
2匹目のどぜうに期待してそこに向かった。

前回の時とは立ち位置を変え、30mほど上流から流し始める。
しばらくするとベイトフィッシュのライズが始まった。
メイフライのピューパが流れているようだ。白いアダルトも見える。
『ディノバ65SR』をセットし、ピューパを補食しているベイトを演出すると、
ドリフト状態の『ディノバ65SR』の下から黒い影が急浮上してきた！

「食えっ！ 食っちゃえっ！！」
「ガツッ！」
と大きな手応えが『リバロス ブレイドウィザード86MH』に伝わった！
軽めの追いアワセを入れてファイトを開始。
「…ん、…小さい？」
元気よくジャンプを繰り返したカワイ娘ちゃんは、40cmのブラウンだった。

ちっちゃくても2016年初フィッシュ、記念撮影をしてリリース。
元気に流れに帰っていった。

でもなんだか腑（ふ）に落ちない…
さっき下から上がってきた黒い影はもっと大きかった気がする…

少しポイントを休め、ルアーを『ロンズ シャローエディション9cm』にチェンジし3流し目、
さっきのヒットポイントへ差し掛かり『ロンズ』の遊泳スピードに変化をつけると、
「ココッ… ガンッ！」
さっきのヤツだ！ やっぱりいた！
ジャンプし、ダッシュし、全力で抵抗する鱒。
足場が悪くランディングにてこずったが、なんとかネットに収めることができた。
今度のブラウンは48cm、素晴らしいコンディションだった。

新年早々楽しい釣りができたことに感謝した。
今年はどんな魚に出会えるだろうか、春夏秋冬楽しみだらけだ。

しかし気になることが一つ…
スプリーモの関さんと飲んだ後はやっぱり釣れるのかなぁ？
でもそれを聞くと、
「僕と飲んだから釣れた魚は、半分は僕の魚です」
とか言いそうだからなぁ…

48cmを24cmにされてしまう、聞くのはやめておこう…