9フィート2インチ・ベイトロッド | |
ロンズ シンキングペンシル9cm MSコパースラッシュ(オータムカラー) |
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アンバサダー2500CDL | |
PEライン0.8号&ナイロンリーダー16ポンド | |
ブレイドバー ガンメタ |
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神奈川県 芦ノ湖(あしのこ) | |
2015年12月6日 | |
午前5時40分ごろ | |
晴れ | |
未計測 | |
11℃ |
禁漁間際の芦ノ湖。
最近、あまり良い話は聞こえてこない。
今年は気温が高いために水温の低下が遅く、
そのために例年よりも釣れ始める時期が遅れているのだろうか。
今秋、いまだブラウントラウトと出会えていない。
どうしても釣りたくて、少しの無理なら押し通して、芦ノ湖へ通ってしまう。
「今年の芦ノ湖は、今日で最終日かな?」
と思いながら、お気に入りのポイントへ夜道を歩く。
ポイントに着くと、遊漁規則で定められた釣り開始時刻までしばらくの間、
ライトもつけずに暗闇の中で息を潜める。
たまに聞こえてくる、大きなライズの音。
期待に胸が膨らむ。
釣り開始の時間がやってきた。
まだ薄暗い湖面に、ベイトリールのスプール回転音が響く。
数投目で答えが返ってきた。
「ゴンッ」
というアタリの後、ロッドが絞り込まれる。
「なかなかの重量感だ」
数分のやり取りの後、
水面に見えてきたのは待望のブラウントラウトだった。
「今日は、まだ出るか?」
と思いながらキャストを繰り返すが、全く反応がない。
10時ごろ、いったん休憩の為にポイントを離れた。
駐車場近くまで戻ると、湖上から物凄いエンジン音が聞こえてきた。
「何なんだ?」
と思いながらその方向を見ると、
モーターボートがたくさん疾走しているではないか!
時速200km以上も出るモーターボートで、芦ノ湖周遊60分耐久レースや、
その他のボートレースが開催されるらしい。
「まさかこんな事が…」
もう釣りどころの話ではない。
芦ノ湖漁協さんのfacebookを見ると、しっかりと告知されていた。
情報収集不足であった。
せっかくなのでレースを観戦する事にした。
間近で見られる事もあって、物凄い迫力だ!
ベイトリールのスプール回転音に勝るとも劣らないエンジン音に圧倒される。
「いつかボートレーサーになろう」
と心の片隅で思いながら、芦ノ湖を後にした。
人生一度きり、もっと釣りを楽しみたい!