リバロス キャニオニック60M
バイラ50H(ヘビー) Sアユ
ルビアス2004H
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー6ポンド
ブレイドバー ガンメタ
長野県 千曲川(ちくまがわ)
2015年8月27日
午前7時
曇り
未計測
16.5℃
アングラー:坂谷内康明(さかやち やすあき) 長野県北佐久郡在住

待望の雨。
期待していたほどの増水にはならなかったが、
気温の低下と増水の組み合わせは、魚たちに少なからず影響を与えているはず。
濃い雲の覆う空を見ながら川へと車を走らせる。

狙いのエリアを下流からチェックしながら、
良さそうなポイントを探して車を上流に向けていくと、
抜群の水色をしたポイントを発見。
川に立ち込むと、やはり思ったとおりの「ささ濁り」。
期待に足取りも軽い。

お盆を過ぎたころから秋を意識した魚たちが動き出すが、
まださまざまな季節ステージの魚が入り混じり、
ポイントやメソッドの絞り込みが難しい。
特に増水後は、
夏期の魚のようにクロスストリームの誘いにも長くチェイスして釣れてくれる魚もいるし、
アップストリームでしつこく誘って初めてバイトする魚もいる。

手返しよくテンポよくルアーをトゥイッチしながら、
時に手数を掛けて、時に見切りよく流れを探っていく。

岩盤に当たった流れが、大きく深いトロ場にゆっくりと流れ込む大場所。
その一段下流にある大岩の裏にできたちょっとした深みが気になった。
まずは流心にミノーを入れてストレートに流す。
さらにレンジを下げて数投。
大きめの石が沈むやや浅めの手前の流心脇を数投。
反応はない。

大岩の裏になる対岸側の流心脇は一段深いが、砂底になっている。
岩の直下に投げ入れた『バイラ50H』をいったんカウントダウンさせてから、
トゥイッチさせながら流下させて斜めに流心を横切らせる。
するとついにバイト、すかさずアワセを入れる。

もんどり打って水面から躍り出るヤマメ。
エラ洗いをするシーバスのように、
半身を空気に晒して頭を振り、ミノーを振り払おうとしているようだ。
PEラインを引き出しつつ、走り回りながらエラ洗いを繰り返す。
荒々しいファイトに振り回されつつどうにか寄せてくると、さらに目の前でジャンプ。
体側の赤紫が翻る。
それでも流石に疲れてきたのか。
浅瀬で引き寄せてネットイン。

ヒレの張った淡い秋色のヤマメ。
エラ蓋から体側にかけて、
透明感のある赤紫に色が入るが、残念ながら画像にうまく残せない。

大きな尾ビレから尻ビレまではオレンジに染まっている。

ずっしりと重みのある、身厚な雌のヤマメ35cm。

まだまだ秋はこれから。
川岸では、アシの穂が大きく開き、月見草の花が咲き始めていた。