リバロス キャニオニック60M
バイラ50XH(エクストラヘビー) Sアユ
ルビアス2004H
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー6ポンド
ブレイドバー ガンメタ
長野県 千曲川(ちくまがわ)
2015年8月25日
午前5時45分
曇り
未計測
16.5℃
アングラー:坂谷内康明(さかやち やすあき) 長野県北佐久郡在住

前週の土曜日に、夏のヤマメが好むポイントで飛び切りの雄が釣れたらしい。

翌日曜日は涼しい日だった。

月曜日も朝から曇り。
Tシャツ1枚では涼しいともう1枚羽織って川に入るが、渇水の川に苦戦。
ひどい所では平水から30cm近く減水している。
日中も秋のような風が吹き、気付けば河原にトンボが群れていた。
秋の魚が好むようなポイントで、
かなりのサイズがチェイスしバイトしてきたが、ファイトはできなかった。

翌火曜日、前日よりもさらに涼しく感じるような早朝。
合流点の流れは、減水でその勢いが大きく弱まっていた。
平水時なら分厚い流れに阻まれて攻めきれないポイントだが、
この水況なら何とかルアーが入る。

『バイラ50XH』をアップストリームでキャスト。
十分に沈めた後、肩のカケアガリにできたヨレの下を、
バイトさせる間を入れながらトゥイッチしつつ流下させる。
ディープレンジに落とし込んでも浮き上がらずにヒラ打ちをしてくれるミノーが、
期待どおりにバイトを引き出した。
流れの下から浮き出た魚影。

「デカい」
PEラインを引き出しながら暴れる魚。
なぜか冷静なままの自分に逆に違和感を覚えつつやり取り。
ランディングし終わってから喜びと共に興奮が湧き上がってきた。

それもそのはず、朝1投目の釣果。
アマゴ37cm。

淡いがブナが出始めた個体。
緑とピンクの体側に朱点が散らばる。
落ちた鼻と大きなヒレ。

ネットに入ってからもイワナのように暴れ、撮影中も跳ねる、跳ぶ。

着き場といい、容姿といい、しっかりと秋の魚。
秋本番はまだまだこれからだが、
魚たちは敏感に気候の変化を感じながら、産卵に向けて動き出しているのだろう。

その後もお昼前まで釣りを続けるが、20cmほどの小さなヤマメを釣ったのみ。
何百投も空キャストを繰り返した。
超の付く渇水の本流では当然の結果か。

まだ少数派の秋の魚をかろうじて見つける事ができた。