リバロス キャニオニック60M
バイラ50M(ミディアム) Sアユ
ステラC2500HGS
PEライン0.6号&ナイロンリーダー6ポンド
プラウ45S プロトモデル
ブレイドバー ブロンズ
メッシュバック・ロゴキャップ ダークグリーン/カーキ
中部地方 某渓流
2015年7月31日
午前9時15分
晴れ
21〜30℃
19.5℃
アングラー:植松 千英(うえまつ ちひで)長野県諏訪郡在住

7月の最終週末。
渓流における本流差し狙いの釣りは、
この夏の最高気温に達するという猛暑のため、そろそろ終盤を迎える。
渓流の最上流域まで大型魚が遡上してしまう前の最後のチャンスだと、
早朝狙いでゲリラ豪雨の影響のない里川に足を運んだ先での出来事。

その渓流は、入渓すると渇水で水量が少ない様子であり、
「ポイントが限られるが勝負は早いな」
と思いつつ下流へと釣り下って、本流からの遡上鱒の着きそうな場所を探した。

すると、瀬のヒラキから、次の瀬の流れだす瀬頭に目がとまった。
この渇水下でも水の動きがひときわ目立つその場所で、
凄い遡上系の本流差しヤマメを手にする事ができた。

ライトな使用感の『バイラ50M』にバイトしたヤマメは、
なんと体長39cmの迫力ある雄ヤマメだ。
ランディングネットの『プラウ45S』(プロト)になんとか収まってくれた雄ヤマメは、
3回のダッシュを披露して力強く暴れた。
本流差しの大型魚対応として使用している、
『リバロス キャニオニック60M』をいとも簡単にバットまで曲げるパワーは、
とても印象に残るファイトであった。

ハイギアリールとロッドワークを駆使して『バイラ50M』を激しくフラッシングさせる。
そして大型の鱒のバイトスイッチを入れて、渇水でもストライクさせる。
そのことを意識しての攻略の成果を、
この鱒が証明してくれているのではないだろうか。

これほどの魚体と迫力のヤマメは、
渓流ではそう簡単には出会う事ができないことから、
まさに記憶に残る1匹といえる鱒となりました。

自分のなかではシーズンの最高水温に達したあたりが、
本流差し狙いの渓流ゲームに終盤を感じる時期。
「これからは、高水温に強いニジマスの釣りがよいな」
とも感じさせる陽気の一日に、
そろそろ難易度の高い犀川ビッグゲームが恋しくなってきた。

もうすぐやってくるお盆休みは、いつもの年とは真逆の選択だが、
涼しい渓流から離れ、
灼熱で高水温の大本流の大鱒釣りにシフトしようと思う。