リバロス キャニオニック60M | |
バイラ50H(ヘビー) Sアユ バイラ50M(ミディアム) Sブラック/オレンジ |
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ステラC2500HGS | |
PEライン0.6号&ナイロンリーダー6ポンド | |
プラウ45S プロトモデル | |
ブレイドバー ブロンズ メッシュバック・ロゴキャップ ダークグリーン/カーキ |
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中部地方 某本流 | |
2015年7月25日 | |
午前7時50分&午前10時20分 | |
晴れ | |
21〜30℃ | |
17℃ |
今年一番の猛暑日が到来した長野県。
週末に大量購入した『バイラ50』シリーズをデビューさせるため、
小規模本流での釣りを選んだ。
これまではずっと高い水位を維持していた小規模本流も、
連日の猛暑で減水していて釣りがしやすい。
つまり入渓できなかった場所も無理なく安全に入れる状況。
そのため、プレッシャーの少ない場所での釣りが釣果につながると考え、
自分の背丈を優に超えるアシの密林を必死に掻き分けていく。
鱒のパラダイスを目指して長い道のりを突き進むと、
白泡の沸き立ついい流れの瀬にやっと出る事ができた。
アシに覆われて岸が全くない区間で、
約300m下流まで落差と流速のある瀬の中を釣り下るという過酷なポイントだ。
しかし、そこは大岩が敷き詰められた区間で、大型魚が着く理想郷のような場所。
複数のヒットが期待できるだろうと、減水のタイミングを狙っていた。
それと、今日はベストの中に新品の『バイラ50』シリーズが大量にある。
スプリーモの関さんが油性マジックで塗った『バイラ50』(プロト)から解放され、
「艶々の塗装が美しい完成品でやっと釣りができる!」
と心が弾んだ。
この時期の定番カラー・Sアユを無意識に取り出して、
水深に合わせて『バイラ50M』から『バイラ50H』にチェンジする。
フルダウンストリームの状態の『バイラ50H』を一瞬止めては、
小刻みなフラッシングで誘い、
リトリーブは最小限に抑えるスローな操作を心掛ける。
すると、思ったとおりに鱒たちは遡上してきていた。
「ガツン」
という大きなアタリと共にPEラインが引き出され、
『リバロス キャニオニック60M』が大きく揺さぶられる。
あまりの引きの強さに鯉なのかと思った。
次の瞬間に大ジャンプした魚は、しかし40cmクラスのヤマメだった。
まさかの大型ヤマメのヒットは、ジャンプによるフックの破損により、
数秒でバラしという最悪の結果となってしまった。
しかしその大きさは、下流からの遡上系大型ヤマメかもしれないことから、
この辺りにまとまって数匹いるかもしれない。
フルダウンストリームの釣りに徹しながら流れの筋を微妙にずらして探る。
すると数投目に再び鱒がヒットした。
激しいローリングの感触と重量感から、またしても大型ヤマメに違いない。
『リバロス キャニオニック60M』が大きく曲げられている。
本流遡上のヤマメは体高があり本当にパワフルだ。
レインボーと相違ない走りは、時に想像を超えている。
2匹目の大型ヤマメは、確実に『プラウ45S』(プロト)に収めることができた。
33cmの本流遡上ヤマメの、体高のある立派なボディーに魅了された。
続いて、数メートル下流で3匹目の鱒をヒットさせることができた。
体長28cmの模様の奇麗なアマゴが、
今度は『バイラ50M』のSブラック/オレンジに反応した。
苦労してたどり着いたポイントでの大型ヤマメのバラシは悔やまれるが、
間違いなく鱒のパラダイスがあった。
「製品化された『バイラ50』シリーズたちが、かなり良い仕事をしてくれたな」
その事を今日の結果が証明してくれうれしい限りであった。
これまでフィールドで繰り返し使用してきた、
スプリーモの関さんが油性マジックで塗った『バイラ50』(プロト)たちは、
あんなカラーなのに意外にもたくさんの釣果があった。
待ちに待った製品の『バイラ50』シリーズが発売となり、
あれらは今日を持ちまして完全に引退することとなりました。