リバロス キャニオニック60M
プラスチック製シンキングミノー53mm&50mm
ルビアス2004H
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー6ポンド
ブレイドバー ガンメタ
長野県 千曲川(ちくまがわ)
2015年7月8日
午前6時&午前11時
曇り
未計測
16℃
アングラー:坂谷内康明(さかやち やすあき) 長野県北佐久郡在住

前日、上流でいい魚を掛け損なってしまった。
「今日こそはリベンジ」
と川へ車を走らせてポイントへ。
岩盤に大岩が絡んだプールの流れ込みに狙いを定めて入河しキャストを始める。
アップクロスのトゥイッチの釣りで3投目に派手なチェイス!
食わせの間を作るとガツンとバイトしてきた。

そこそこのサイズのような、そうでもないような… 
とりあえず慎重にやり取りし無事にネットイン。
「そこまで大きくないけども、お前長いのか?」
メジャーを当てると30.5cm!
おお、とりあえず尺(303mm)上サイズ! 2mm超え!!

ギンケの薄い個体だが、遡上系のいいヤマメ。
この辺りの魚は、尻ビレが白くしっかりと尖っている個体が多い。
よしよし、朝一から幸先がいいじゃないか。

その後もいくつかチェイスを確認する。
「今日は活性が高いな」
水色もいいし空も濃い雲に覆われていて一日楽しめそう。
そんな事を考えながらアシ際からトゥイッチしてきたミノーが足元に差し掛かった時、
朝一の「2mm超え」より2回り大きな魚が突然ミノーにバイト!
曇りの日特有の水面の反射で、
とびきりの魚がミノーについて来ているのが見えていなかった。
ずっしりとロッドを絞りながら目の前でローリングをする魚のサイズと、
突然のバイトに意表を突かれ、アワセを入れずにロッドをためてしまった。
すると案の定、ミノーが魚の口から外れて飛んでしまう。
「だぁー、やってしまった!」
素早く身を翻して逃げ去っていくいい魚…
今シーズンもどれだけのチャンスを棒に振れば気が済むのやら…

肩を落としながらも諦めきれずに昼前まで釣りを続けていると、
アシ際の薄い流れから突然いい魚がバイト。
今度はしっかりとアワセを入れて無事にキャッチ。

尺上サイズらしい重量のある魚体で、今度の魚は尻ビレが透けてくびれた個体。
側線がわずかに朱に滲んで、体側の黒点の幾つかが茶色に変色していた。

複雑な心境で川を上がると、もうヘロヘロのフラフラ。
バラした魚を悔やんでもしょうがない。
今日釣れてくれた魚と、一日付き合ってくれたタックルに感謝しよう。