リバロス キャニオニック60M | |
バイラ50M(ミディアム) バイラ50H(ヘビー) |
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ステラC2500HGS | |
PEライン0.6号&ナイロンリーダー7ポンド | |
プラウ45S プロトモデル | |
ブレイドバー ブロンズ メッシュバック・ロゴキャップ ダークグリーン/カーキ |
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中部地方 某本流 | |
2015年7月11日&12日 | |
午前中 | |
晴れ | |
18〜30℃ | |
15℃ |
連日の曇りと雨で肌寒い長野県。
やっと晴れの日が続く天候になり、
泥濁りの水が回復してきているフィールドで久々に本流ヤマメ釣りができる。
今回は、アマゴではなくヤマメである。
長野県では、山を境にヤマメとアマゴの地域がそれぞれに分かれている。
一方で2魚種の混生する河川もあり、
美しい2種の鱒釣りをさまざまな河川で楽しむことができる。
今回の狙いは大型の本流ヤマメなので、
タックルは新しい『リバロス キャニオニック60M』に、
『バイラ50』シリーズ(プロト)の組み合わせがベストな選択だろう。
なぜなら、7ftクラスと7cmのミノーが欲しい水量豊かな下流域の釣り場でも、
『リバロス キャニオニック60M』には、カバーできてしまうパワーがある。
それでいて、5cmのミノーを繊細に操作するティップも搭載され、
幅広いシチュエーションで使用できるので、
本流ヤマメ&アマゴ釣りでのお気に入りロッドになった。
天候が回復して間もないこの小規模本流は増水中で、まだ濁りが残っている。
大型の鱒が潜んでいそうな数々のプールは、
透明度が低く視界が悪いのか、ヒットがまるでない状況。
前回の濁りの釣りの際は、
普段はあまりやらないシャローで鱒たちから反応が得られた事から、
川底に点在する岩が薄っすらと見える水深の浅い場所を釣ると、
途端に『バイラ50』シリーズ(プロト)にヒットし始めた。
特に、アップクロスで激しくフラッシングさせると、
流下する『バイラ50』シリーズ(プロト)にヒットが多発した。
ダウンストリームではヒットが少なかったことから、
「今日はアップストリームだな」
と感じる事ができる。さらに釣果はあがり、
気がつくと十数匹のヤマメが『プラウ45S』(プロト)に収まった。
サイズは、22〜24cmと型が揃っている。
水温の上昇とともに本流ヤマメが動いたのではないだろうか?
遡上系の銀毛した大型(40cmクラス)が期待できるかもしれないと考えていたが、
水深のある場所ではその姿は皆無であった。
シャローエリアでは中型クラスまでは釣れるものの、
超大型の遡上鱒はチェイスすらない状況が続いたが、
そう簡単に釣れないのが超大型であると再認識させられた一日で終了した。
翌朝、明るくなったころを待ち午前4時に川に立つと、昨日より濁りが薄い。
そこで水量豊富で水深の深い瀬を選択した。
「ここなら尺上の鱒が狙える」
と考えていた深瀬だから、朝一番に釣りたかった場所。
水量的に5cmのミノーでは役不足で頼りない。
これまでなら6〜7cmミノーを使用する感じではあるが、
『バイラ50H』(プロト)なら流れに強く、速やかなフォール性能が特筆なので、
これで勝負をつけたいと選択した。
瀬の中央部から下流の最も水深が深いであろう付近に、
ダウンクロスで徐々に潜行させていく。
完全にダウンストリームになったところで、
小さくヒラを打たせて誘いを入れて様子をうかがうが、
数投キャストを繰り返しても反応がない。
「時間が早いのか?」
または鱒が入っていないのではと思い、
今度は上流の瀬頭の対岸に向けてフルキャストして探る。
アップクロスでロッドワークを駆使して、
『バイラ50H』(プロト)を激しく連続的にフラッシングさせて流下させると、
「ガツン」
と鱒が反転するバイトが得られた。
しっかりとスイッチが入ってのヒットに加えて、アワセも即座に決まったから、
その直後から激しくローリングする。
鱒の重量感が凄いことから、尺ヤマメに違いないだろうと流心から引き離すと、
レインボー並みに『リバロス キャニオニック60M』を曲げて抵抗するが、
ロッドパワーは負けてはいないようだ。
「安心感のあるブランクは、大型を掛けた時にその真価を感じる事ができるな」
と思いファイトすると、鱒はおとなしくなった。
流心の中を泳ぐ姿が確認できると、やはり太い尺ヤマメである。
「やっと尺ヤマメにたどり着いた」
『プラウ45S』(プロト)が小さく思える鱒をそれに収めると、
その口にしっかりと『バイラ50H』(プロト)がくわえられていた。
それは『バイラ』の激しいフラッシングに一発で反応しての結果であった。
この尺ヤマメに加え、残念なことにもう1匹、別の尺上ヤマメのバラシがあった。
今季これまでキャッチした多数の尺上渓魚と、
約50匹のヤマメ&アマゴとイワナを引き出した『バイラ50』シリーズ(プロト)。
それぞれが得意とする流れに強い性能を発揮させ、
使い方をマスターすると驚くほどの釣果を得られるということを、
今回の釣行と数々の実績が証明してくれました。
ルアーボックスの数あるミノーの一つに加えると、
きっと釣りがもっと楽しいものとなるのではないでしょうか。
スプリーモの数々の新渓流タックルのおかげで、
次回の釣りも非常に楽しみになる、そんな2日間を過ごしました。
これから新たに開発されるであろう渓流タックルにも、今から期待したいと思います。