リバロス キャニオニック60M
バイラ50M(ミディアム) プロトモデル
バイラ50H(ヘビー) プロトモデル
ステラC2500HGS
PEライン0.6号&ナイロンリーダー7ポンド
ブレイドバー ブロンズ
メッシュバック・ロゴキャップ ダークグリーン/カーキ
中部地方 某本流
2015年7月5日
午前6時〜午前11時
曇り
18℃
14℃
アングラー:植松 千英(うえまつ ちひで)長野県諏訪郡在住

連日の降雨による増水で濁りと低水温が続き、回復の兆しがないまま週末を迎えた。
近隣の渓流は諦め、小規模な本流へ遠征することにし、
新しい相棒の『リバロス キャニオニック60M』&『バイラ50』シリーズ(プロト)で、
そろそろ釣れ始まるだろう、本流を移動する尺上サイズの鱒を狙った。

現地で夜明けを迎える。
明るくなるに連れて水色が確認できると、なんと強い濁りがあり撤収の予感。
しかし、遠征での釣りだから簡単に後戻りはできないため、
『リバロス キャニオニック60M』にラインを通して『バイラ50H』(プロト)をセットした。
あまり期待はできないが、
自然が相手なのでやってみなければ分からないのが現実である。

今日のコンディションは増水で流速が速いため、
『リバロス キャニオニック60L』ではなく、
パワーのある『リバロス キャニオニック60M』がベストな選択である。
発売されてから間もないが、小規模な本流での私のメインロッドとなっている。
尺上サイズの鱒が定位するような水深のあるプールや瀬では、
ロッドパワーと軽量感からルアー操作が抜群にしやすい。

しかし強い濁りで『バイラ50H』(プロト)が鱒の視界に入らないのか、
水深のあるプールや瀬ではヒットがまったくない状況。
そこで探り方を変えてみる。
川底が薄っすらと見えるような、水深の浅い瀬と落ち込みを探ると、
鱒にミノーが見えるのであろうか途端に反応が出るようになった。
25〜27cmの型の揃ったアマゴたちが、
次々と『バイラ50H』(プロト)にヒットし始めた。

『バイラ50』シリーズ(プロト)の特筆とも言える、
複雑で強い流れでもアピール力が強く、
フラッシング時も泳ぎの乱れる事がない性能が、
鱒に不信感を与えることなくヒットに持ち込むことができるのだろう。
増水と濁りの中の釣りで、
川の状況が悪くても釣果につなげられるという感触をアマゴたちが与えてくれる。

この手応えを信じて、濁りの薄い区間を探しながら、
今度はイワナの釣れる上流部に移動した。
朝一に確認した時は、ここも濁りが強いと感じた場所であったが、
現在は少し回復して透明度が上がっている。
水温は下流部に比べると1〜2℃低いが、イワナには良い状況だろう。

そんな状況に期待して、水量に合わせた『バイラ50M』(プロト)を選択すると、
チェイスするイワナを確認できるが、なかなかヒットに持ち込めない。
そこでトレース方法を変え、
ダウンストリームで水中にステイさせながら、
ゆっくりと川底を巻き上げてくると、イワナが釣れ始まった。
釣れるパターンが分かると、次から次とイワナたちが『バイラ50M』(プロト)を襲い、
気が付くと10匹以上の釣果を上げる事ができた。

今のところ冷夏のようなこの地方では、
低水温でもヤマメ、アマゴより活性の高いイワナ釣りは期待度が大きい。
真夏も十分に楽しめそうな予感に、
今年の渓流釣りはいつもより好期が長いのではと楽しみになりました。
今回も『バイラ50』シリーズ(プロト)が大活躍となり、
発売に大きな期待感が膨らむ釣果に恵まれました。