リバロス ブレイドウィザード80M
ロンズ シャローエディション9cm Sアユ
ステラC3000XG
PEライン1.2号&ナイロンリーダー20ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド シグナルレッド
福井県 九頭竜川(くずりゅうがわ)
2015年3月18日
午後4時ごろ
曇り
19℃
未計測
アングラー:新谷 誠(しんや まこと) 長野県安曇野市在住

3月18日の朝6時半から九頭竜川中流域の川辺に立ち、キャストを繰り返していた。
今年2回目の九頭竜川挑戦。今回も1日釣行なので気合が入る。
気温は日中に20℃まで上がる予報で、
水位は前日よりやや上がったが、よく見る観測地点で1mを切り始めている状況。

期待しながら中州に渡りまずは朝一、上流にあるプールからの開きの瀬へ。
『リバロス ブレイドウィザード80M』を手に、
ガンガンに流れている場所でも安定して泳ぎ、
『ロンズ フローティング9cm』よりフラッシングが強いため表層で強くアピールしてくれる、
『ロンズ シャローエディション9cm』Sアユを結びキャストするが、魚からの反応はない。

次はその下流に位置する強い筋を狙い撃つ。
ガンガンに流れる水深のある瀬が右岸にぶつかり一気に太い流れへと変わる場所で、
ここ数日間60cmオーバーのサクラマスを地元の方々が単発でキャッチしている所。
期待は高まり『ロンズ フローティング9cm』に結び変え、
対岸際にダウンクロスで投げ入れ断続的にトゥイッチを繰り返して誘う。
いつサクラマスがバイトスイッチを入れて食ってくるか分からない…

集中して『ロンズ フローティング9cm』を投げ入れながら1kmほど釣り下り、
もう一度瀬頭に上ってこのランを同じように釣る。
計2セット繰り返したが、なかなかサクラマスの顔を拝めない。
気付けば日もすっかり昇り時刻は午前10時。
ゴールデンタイムと言われている時間は過ぎ、次のポイントに移動することにした。

上流域の良さそうポイントに入るが、やはり結果は出ず、時刻は午後1時過ぎ。
「はぁ〜。釣れない… 時間がない…」
朝一から何も食べずに川の中を歩いてキャストしていると、
思考能力が落ち自然とネガティブな考えしか浮かばなくなってしまう。
一度休憩しようと、遅い昼食をして車の中でゴロゴロ…

午後2時過ぎ、あまり状況が良くない上流域のポイントを諦め、
これが今日の最後の流しになるだろうと考えて、やや下流域に位置するポイントに向かった。
右岸から入り1kmほど上流まで歩いてポイントを目指す。

全体的にひざ上までの水深が広がっており、
下流に向かって川幅が絞られていく対岸には太い流れがあり、
そこに交わるように浅瀬が流れ込んでいるポイント。時刻は夕方に近い。

活性の高い魚は瀬や浅い所に居るだろうと考え、
『ロンズ シャローエディション9cm』を結んでダウンクロス気味にフルキャスト。
ヒラキから攻め、良さそうなポイントをトレースしながら、
先ほどから目を付けていたポイントにゆっくり向かう。
日は傾きかけ、瀬の上流に立ちこんでダウンクロスでキャストしトゥイッチを入れ、
流心を横切るスイングが終わりきったところでルアーが瀬尻に入る。
そこからゆっくりリーリングして『ロンズ シャローエディション9cm』を小さく揺らすと、
「ギュンッ!」
とロッドティップが押さえ込まれるようなアタリ。
すかさずアワセを入れると『リバロス ブレイドウィザード80M』が奇麗な弧を描き、
「ジジージー」
とドラグが鳴り響く。

その瞬間、瀬の中で銀色の魚体がギラッと輝いて見えた。
「よし! サクラマスだ!」
それほどデカくはなさそうだが、流れ落ちる瀬の中に立ち込みながらの取り込みだ。
慎重にファイトしゆっくり寄せてくると、テールフックをガッチリくわえているのが確認できた。
あまり時間を掛けたくないのでそのまま『プラウ90SL』にランディングすると、
銀色の鱗が水面に飛び散った。
「やった〜!」
とひとりでガッツポーズ。

『プラウ90SL』の中に横たわったサクラマスは51cm。
シーズン初盤に1本キャッチできたうれしさがこみ上げ、
しばらくその奇麗な魚体に見とれてしまった。

ここ一番の勝負でヒットに持ち込んでくれた『ロンズ シャローエディション9cm』Sアユ、
頼りになります。今年も大活躍してくれそうです。

このサクラマスをキャッチし1日遠征を終わりにしました。
北陸のサクラマスはこれからが雪代で水量が豊富になって本番。
多くのサクラマスたちの遡上を期待したいですね。
今後も『リバロス ブレイドウィザード』を片手に、
犀川本流はもちろん、北陸河川でも楽しみたいと思っています。