リバロス ブレイドウィザード90H | |
ロンズ シンキングペンシル9cm Sチャートスラッシュ | |
10ステラ4000XG | |
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド | |
プラウ90SL | |
ブレイドバー ガンメタ ネットバンド ブラック |
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神奈川県 芦ノ湖(あしのこ) | |
2014年12月3日 | |
午前6時ごろ | |
晴れ | |
未計測 | |
未計測 |
ようやく都合のついた冬期の芦ノ湖釣行。
当日は今年一番の寒波が到来、冷たい強風のなか急いで防寒をし、
徒歩で15分ほどのポイントへ向かった。
まだ真っ暗な湖畔の一人歩きは、
大鱒とのやりとりにも負けないほどスリリングだ。
陽気なナンバーでも口ずみながら進まなければ、
たちまちオカルト的な妄想にノックアウトされてしまいそうだ。
ポイントへは何事もなく無事に到着。
この時期は必ず誰かしらが入る人気ポイントの一つだが、
勇気を振り絞った大人の一人歩きのご褒美か、
ラッキーなことに今日は自分一人しかいない。
独りぼっちでそれがまた不安ではあるが、とにかく、やっと来られた芦ノ湖。
大鱒を相手に、まずは『ロンズ シャローエディション9cm』を投入。
以前、スプリーモの関さんにこのポイントへ連れてきてもらった時、
「暗いうちは、1投目から来ることもあるよ」
と教えてもらい、本当に1投目で魚が食ってきた。
その後、まんまとバラすというちょっとおセンチな出来事になったので、
特に注意をしながらデッドスローで表層をリトリーブする。
しかし魚からの反応は無い。
時折吹きつけてくる強風に釣り辛さを感じ、
『ロンズ シンキングペンシル9cm』に換えてすぐの1投目に、
「ズシッ」
と押さえ込まれた。
着水してすぐに巻き始めたので、トレースレンジ的には水面下数十cmで、
恐らくブレイク(カケアガリ)に差し掛かる手前辺りの沖でのヒット。
「ゴン、ゴンゴンゴン」
と重々しい抵抗をしながら『プラウ90SL』に入ったのは、
丸々としたブラウントラウトだった。
まだ夜が明けきらないので、
ヘッドライトを頼りに岩を集めてひとまずお手製のいけすを作り、
明るくなるまでしばらくそこにチェックインしてもらうことに。
だが、
「強風からの波でいけすの岩の壁が壊れて逃げられてしまうんじゃないか…」
と心配になり、おかげで釣りに集中できず、
たびたびビフォーアフターのようなリフォームを繰り返した。
完璧なリフォームを目の当たりにしたブラウンから、
「まぁなんということでしょう♪」
と聞こえたころようやく辺りが明るくなり、計測してみると59cm。
「もしや…」
「まさか…」
「そんな…」
と思い何度もメジャーを当てるが、毎回59cmだった。
手早く写真撮影を済ませ、「固い握手」をした後、無事にリリース。
ブラウンは匠の特製いけすが名残惜しそうに、ゆっくりと帰っていった。
これから、禁漁までの残り何日間か。
できる限り、芦ノ湖の鱒釣りとスリリングな一人歩きを楽しもう。