リバロス ブレイドウィザード90H
シンキングミノー80mmクラス
13セルテート3012H
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー16ポンド
ブレイドバー シルバー
ネットバンド ブラック
メッシュバック・ロゴキャップ ネイビー/カーキ
長野県 犀川(さいがわ)
2014年8月2日
午前6時30分
晴れ
23℃
17℃
アングラー:アイダカズユキ 長野県安曇野市在住

8月2日。
私にとっていくつかある記念日のうちの一つだ。
この日がいい釣りになればと思いつつ、前日は早めに就寝した。

当日、早起きをして犀川に向かって車を走らせる。
ポイントに到着し早速釣りを開始。
朝マヅメなのであまり川に立ち込むことをせず、
足元から対岸へ丁寧に探っていくが時間ばかりが経過していく。
結局、一番期待していたポイントでは鱒をキャッチどころかノーバイト、
という結果に終わってしまった。

期待していただけに反応が全く得られなかったことが残念だ。
しかしまだ朝マヅメと言える時間帯、期待を持ちつつ次のポイントに向かう。

そのポイントは水深のある深瀬。
いつもなら『ディノバ80MDR』をメインにし、
サブで『ディノバ80DR』を使うことが多い場所なのだが、
朝マヅメという時間帯を考慮して少しライトな別のルアーを選択。
普段のボトムへの強い意識を少し弱めて攻めてみる。

1投目。ボトムを感じたあと、ボトムの少し上をルアーが泳ぐように、
リトリーブとトゥイッチングをしているとバイトがあった。
すぐにアワセを入れてやるがバレてしまう。
残念な結果に終わったが、
反応があったことを前向きにとらえて気持ちを切り替える。

2投目。先程と同じイメージで攻めてみる。
すると待望のバイト。
今度はバレないように祈りつつフッキングし、更に追いアワセを入れてやる。
すると鱒は派手に走ったり、ジャンプしたりすることはないが、簡単には寄ってこない。
ここはトルクフルな『リバロス ブレイドウィザード90H』にすべてを任せて、
プレッシャーを掛けてみる。
しばらくすると鱒が疲れたらしく、徐々にこちらに寄ってきた。

近くまで寄せてきた魚体を確認すると、どうやらブラウントラウトのようだ。
サイズも悪くない。
『ネットバンド』を解いていよいよランディング。無事ランディングに成功した。

一息ついた後、サイズを測定すると48cm。
50cmの大台には届かなかったが、犀川育ちの太く奇麗な魚体に大きなヒレ。
十分満足だ。

しばし撮影に付き合ってもらいリリースすると、元気よく元の流れに帰っていった。

更にサイズアップを狙って河原を歩いていると石につまずいてしまった。
と同時に、左手薬指に激痛が走る。
「痛っ」
すぐさま確認するとルアーのフックが刺さっている。
しかもフックのカエシが完全に指の中に入っているではないか。
どうやらヒレのついた生き物ではなく、
1mオーバーの手足がついた生き物を釣ってしまったようだ。

フックを抜こうと試みたがやはり抜けない。
これは1回指を貫通させてカエシをつぶすしかないと思ったが、
こんなこと聞いたことはあるがやったことは1度もない。
激痛に耐えながら何とかフックを貫通させ、
カエシをつぶしてフックを抜くことができた。
そしてこう思った。
「…今日はもう帰ろう」

ケガをしてしまったが今日はブラウントラウトが釣れたことだし、良しとしよう。
皆さん、事故やケガには気を付けて釣りを楽しんでください。