リバロス ブレイドウィザード76ML
ディノバ65MR(ミディアムランナー)
Sサケチギョ(ノースカラー)
ヴァンキッシュC3000HG(2500スプールに交換)
PEライン0.8号&ナイロンリーダー17.5ポンド
プラウ75SL
ブレイドバー シルバー
ネットバンド グレー
メッシュバック・ロゴキャップ ネイビー/カーキ
長野県 天竜川(てんりゅうがわ)
2014年6月18日
午前8時30分
曇り
未計測
16℃
アングラー:植田 学(うえだ まなぶ) 長野県上伊那郡在住

『オーナーズパーティー!』にエントリーさせていただくことで、
自分の釣行記録とモチベーション維持としていましたが、
なんだか効力がなくなってしまい…
今度は3週連続で鱒キャッチ(自分としてはミラクル)を達成したら、
一斉にエントリーさせていただこうと、
早春のイワナのエントリー後から決めていました。

しかし、これまた中途半端でピリッとせず、
そろそろ記録も記憶もあいまいになりそうであり、そこで、
夏に移る節としてエントリーさせていただきます。

5月31日、午後4時半前後。
『リバロス ブレイドウィザード70L』と『ロンズ スローシンキング7cm』で、ニジマス47cm。

6月8日、午後3時15分前後。
『リバロス ブレイドウィザード70L』とシンキングミノー6cmで、ニジマス47cm。

春の『プラウ75SL』着荷以降、急に何かが舞い降りたように、
連続でいい型の鱒たちと楽しい時間を過ごすことが多くなりました。
早春の開幕ダッシュで大型が何本かあがったり、
「今度はここかな?」
とタイミングと場所を考えて釣ったりすることができ始めていました。
しかし、それはやはり自分の思い込みであったのか、その後はぱったり。

そんな気持ちをうやむやにしていたころ、
スプリーモの関さんが天竜川に入られるという、
楽しいニュースが飛び込んできました。
時は、自分の会社の休暇制度を使って平日に連休を取得しているグッドタイミング!
X-Day(ミラクル)来る!

関さんが長野に入られた夜、簡単に(?)夕食をご一緒させていただき、
翌朝は待ち合わせの場所に早朝4時半に到着。
自分はご来賓(関さん)の送迎があるため、昨晩お酒は控えていましたが、
大胆な寝坊常習犯のご来賓も無事到着(ミラクル)。

今日は釣り友達の松澤さんのご案内で初めて釣る区間を回り、
新しいポイントを巡りながら3人で遊ぶ気満々の日。
ガイド役に徹しようとしている松澤さんは、
「魚に出てほしい!」
の気持ちでいっぱい。
自分もワクワクしながら、初めてのポイントで関さんのテクニックを盗み見しながら、
幸せの個人休暇の時間が流れていました。

二つ目のランに入り、
関さんのロッドがしなる瞬間(奇麗なアマゴをゲット)を目に。
記録写真撮影中の関さんを遠巻きにし、ランを先行させていただくことに。

素人の私の目でも、
「おお、怪しげないい流れ」
と分かるほど、水面がうねり適度な流れのスピードを保つポイントが目の前に出現。
初めてのポイントであり、普段自分が遊んでいる区間の天竜川とは違う!
圧倒的な水量に対し、
とにかくここぞと思うポイントに思い切り、
『ディノバ65MR』を流し込むことだけを考え2〜3投。

その時、
「ドカンッ」
「ひょっとしたら鯉?」
ドラグを鳴らしてどんどんPEラインが出ていく。
ところが、対岸側で大きなジャンプ!
レインボーと認識できたものの、とにかく重く、しかも対岸でのヒット。
魚体は流心へと入っていく。

自分は、ただ『リバロス ブレイドウィザード76ML』を信じて耐えるだけの時間。
情けないですが、アマゴを撮影中のご来賓に、
「関さ〜ん…」
と遠吠えのような悲鳴のみ。
どうにかこうにか駆け寄って、この一部始終を見ていただいた関さんと、
自分の目の前にあがってきたのは、
「食いすぎだろう!」
としか思えない異様な体高のレインボー、48cm。

あまりの興奮と何より疲労のため、すっかり『ネットバンド』を解き忘れ、
しゃもじ状態の『プラウ75SL』で金魚すくいのようなランディングでした。

「釣り上げた!」
という実感より、
お二方に巨体レインボーを釣り上げた瞬間を見ていただいたことがうれしい!
3人の笑顔とその後の漫談は、最高の思い出になりました。

釣り4.5年生は、何がなんだか分からないワクワクがまだ続いています。

追記
ガイド役の松澤さんの第一声は「おめでとう」ではなく、
大きな笑顔での「サイテー!」の言葉でした。
関さんよりこのレインボーを「ニジヘラ君」と命名いただきました。
19時間ずっとご一緒しましたが、その間、釣りの話はまったく無し。
海外の強盗事件の分析や、馬肉料理、他人の家の愛犬への憧れなどの話ばかり。
ミラクル満々の釣り遊び休暇でした。