このゴールデンウイークは神通川に行くことをためらっていたが、
遊漁期間が後わずかになってきているので、渋滞なんか気にしていられず、
5月2日の夜、神通川へ向けて高速道路に一路飛び乗った。
日付が変わった夜中の1時ごろに無事に神通川に着くと、
支度に取り掛かり、少し仮眠して夜明けを待った。

今日の神通川は増水後の引きはじめから2日目で、条件的にタイミングは良いはず。
しかし前線の通過で、お昼前後から風が吹き荒れる予報となっている。

朝一に狙っていたポイントに入り、明るくなってから30分ぐらいたったころに、
私の下流の方がサクラマスを1匹釣り上げた！
やはり活性は高さそうだ。
がしかし、数時間たっても状況に進展はなく、
前線の通過が空に現れてきて強風が吹き始めた。

流れの筋に沿って入っていたアングラーたちは川上がりし、
ポイントが貸しきり状態になったため、筋の頭から釣り下り始めた。
そんななか、対岸で手を振りながら友達がポイントの真正面に入ってきた。
彼は追い風、私は向かい風。
しばらくして、彼の動きに変化が…
サクラマスが掛かったとジェスチャーしている！

よし！ 鱒が動き始めたか？

釣り下り始めてしばらくして私にも待望のアタリがきたが、
流心を過ぎた浅瀬でヒットしたのか？
バシャバシャ暴れている…
「ヤバイなぁ〜」
…案の定バレた。

最近、やたらバラシが多くて原因をつかめぬまま悩んでいる状態。
原因の根本は腕だろうが、様々な要因があるとは思う。
貴重なチャンスを無駄にできないから、それらを改善していかなくては。
たまたま掛かりが悪いだけなのかとか、まあいろいろと考えた結果、取りあえず、
掛けてから魚を暴れさせないようにすることとした。

いったん車に戻りロッドを『リバロス ブレイドウィザード90H』から、
『リバロス ブレイドウィザード86MH』に換えて、
改めて流れの筋の頭から釣り下り始めた。

しばらくして流れの筋の下流部で、再び待望のアタリ！

ロッドを寝かして魚の動きに合わせ、強引なやりとりは極力控えた！
姿が見えぬまま魚との距離が縮まってきた時、
サクラマスが流心を抜けてこちらに頭を向けてきた！
ギラッギラッと姿が見えた！
なかなかよいサイズのようだ。
数回の突っ込みをかわし、ようやくランディングに成功！

「ヨッシャ〜！」
ランディングネットに入魂完了！

実は先週の神通川遠征から新しいランディングネットを持参していたが、
入魂が未完了のままでしたので、ダブルの喜び。

結局次の日はバラシ×1のみで終了となった。
次週からは原点回帰で、PEラインからナイロンラインに戻して頑張ります。

最後に余談ですが、前回釣った神通鱒の画像を使って、
刺繍（ししゅう）入りランディングネットケースを作ってみました。