リバロス ブレイドウィザード90H
ボーラス90 Gレッド
ボーラス90L(ライト)
Gブラウンヤマメ&Sチャート/ピンク&Gレッド
ルビアス3012H
PEライン18ポンド&ナイロンリーダー15ポンド
ブレイドバー ブラック
ネットバンド ブラック
コットンツイル・ロゴキャップ ダークブラウン
神奈川県 芦ノ湖(あしのこ)
2014年3月9日&3月10日
3月9日 午前11時〜午後3時30分
3月10日 午前11時30分
3月9日 晴れのち曇り
3月10日 晴れのち曇り
3月9日 5℃
3月10日 0〜3℃
3月9日 7℃
3月10日 7℃
アングラー:久保田和敏(くぼた かずとし) 山梨県笛吹市在住

2014年、待ちに待った春の解禁がやってきた。
春の湖遠征に向けた準備も着々と進んでいる。
そんななか、関東地方で記録的な大雪…

遠征先の湖水の状況を確かめたくて、
解禁前の下見ドライブに行く予定だったのに…
周年禁漁の無い本栖湖(もとすこ)も積雪により湖畔に下りられず、事実上禁漁…
仕方がないので、色々なタイプのスイミングフックを巻き巻きして過ごしていた。

各湖畔に残った雪も溶け始めたころ。
昨年から療養中だった友人の「復活の宴」を芦ノ湖のコテージで行うことになり、
雪の残る箱根の山を越え、芦ノ湖へと向かった。

楽しい仲間と楽しい酒をコテージで一晩酌み交わした次の日の朝、
湖畔に立つも、二日酔いがひどく釣りにならない(笑)。

まだ解禁から1週間ということもあり、何所のポイントも釣り人で満員。
それでも湖畔を歩きながら良さそうな所を探して、キャストを開始。

今回の僕は、『ボーラス90』と『ボーラス90L』で、
湖沼型のサクラマスを釣るという目標を立てていた。
すると、すぐに魚からの反応があり、50〜60mくらい沖でヒット!
激しく首を振りローリングしている。
「サクラか?」
慎重にやりとりし、足元まで寄せてくると銀色に輝く魚体…
「50cmは超えている、サクラマスだ!」
しかし足元で暴れたサクラマスはフックを伸ばし、湖へと帰っていった。
ドラグを締めたのが失敗だった。

落胆する僕…
「こりゃ今夜も飲むな…」

気持ちを入れ替えてキャストを開始すると、すぐにまたヒット。
今度こそはと丁寧に、丁寧にランディングすると、40cmくらいのニジマス!
目標とは違ったが、今期の芦ノ湖初フィッシュに感謝した。
その後は小さいアタリが多く、フッキングには至らない。
結果30〜40cmのニジマスを6本キャッチで、この日は終了した。

夜は湖畔にある温泉宿に泊まる。
熱い温泉につかり、冷えた身体を温め、明日も頑張ろうと誓ったのだが…
温泉の効果だろうか…
独りでガッツリ飲んでしまった(笑)
目が覚めたのは朝7時半…
この日もまた遅刻!

ポイントを探して湖畔をランガンしていくと、西風が強く湖面に白波が立っている。
こんな時は水通しが良く、
ブレイク(湖底のカケアガリ)に湖水の巻き返しができそうな、
あのポイントに入りたいのだけれど…

「空いているじゃん!」
そのポイントに入り、
すかさず『ボーラス90L』から28gの『ボーラス90』にチェンジする。
3投目は風に乗って90mは飛んだだろうか、すると遥か沖で『ボーラス90』にヒット!
「デカイ!」
やりとりを開始すると、数秒ですぐにフックアウト。
「またぁ〜!?」
キーーー! やっちまった〜!

その後、
『ボーラス90』と『ボーラス90L』をローテーションしながらキャストを続けるも反応無し。
そのまま1時間、2時間…
心が折れそうになった時、『リバロス ブレイドウィザード90H』をひったくられた。
「おりゃ〜!」
しっかりと追いアワセを入れてからファイトを開始。
相手は50〜60m沖にいて、
湖流も風に流されたPEラインも魚体に抵抗となっている!

「この魚に逃げられたら、しばらく立ち直れない… 丁寧に…」

2〜3分たっただろうか、最後の抵抗をやり過ごし、
寄せてからランディングネットを用意するが、魚が大きすぎる。
「入らねえじゃん!」
ここは一度落ち着いて、フィッシュグリップでランディングに成功!
「グリップ持っていて良かった〜」
ついにランディングできたのは、66cmの太いニジマス!

「くぅ〜うれしい〜」
思わず声が出てしまった。

友人の「復活の宴」を仲間たちと開催するために足を運び、
その流れで今期も早春の芦ノ湖に立ち、
いい魚たちと出会い、好スタートを切ることができた。
いま改めて、友人の復活と芦ノ湖の楽しい釣りがうれしい。

しかし、喜んでばかりはいられない。
バラシ癖と、湖畔の宿での飲みすぎを、今年はなんとか治療しないと…(笑)