リバロス ブレイドウィザード90H | |
ロンズ ファーストシンキング9cm KGブラック/オレンジ ボーラス90L(ライト) Gブラック/オレンジ |
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イグジスト ハイパーカスタム3012 | |
PEライン16ポンド&ナイロンリーダー16ポンド | |
プラウ90SL | |
ブレイドバー ガンメタ ネットバンド ブラック コットンツイル・ロゴキャップ ダークオリーブ |
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北海道 十勝川(とかちがわ) | |
2014年2月27日&2月28日 | |
2月27日 午後3時30分 / 2月28日 午前8時30分 | |
2月27日 晴れ / 2月28日 晴れ | |
2月27日 4℃ / 2月28日 1.5℃ | |
2月27日 3.7℃ / 2月28日 2.4℃ |
北海道でもトップクラスのトラウトフィールドを誇る十勝地方。
そんな土地に移り住んで約1年たつが、
昨年は30cm台のニジマスが数匹釣れただけでシーズンが終わってしまった。
2014年は1月中旬から、
鱒を狙うために結氷していない川を探してはロッドを振っていたものの、
魚からの反応は無く、厳しい釣りを強いられた。
2月に入り、十勝川本流・下流部の氷もここ数日の暖かさで一気に落ちたため、
スプリーモのニュールアー『ボーラス90L』を購入し、アメマス釣りに出掛けた。
結果はまさかのボウズ…
今シーズンも厳しい釣りが待ち受けているのか?
かつての地元、湧別川(ゆうべつがわ)が恋しい…
翌週、再びアメマス狙いで十勝川本流へ向かう。
朝食を取りに立ち寄った某牛丼チェーン店で、
「牛丼大盛りと味噌汁くださ〜い!」
と元気よく注文をする。
「お待たせしました〜」
と大盛り牛丼と味噌汁が届く。
その時、「ガシャーン」と水をこぼされ、
焦った店員さんが更に熱々の味噌汁を豪快にひっくり返し、
それが僕にかかってしまった。
熱い、熱い、揚げとワカメが太ももでヒートアップしている。
必死に謝る店員さん。
「いや、大丈夫ですよ」
と大人の対応をする僕。
これでは“シチュー熊澤”ではなく“味噌汁熊澤”という、純和風な名前になってしまう。
はたまたイケメンっぽく“味噌スープ熊澤”か!?
今日は何かが起こる。
味噌汁のダシがばっちり効くはず。そう確信して、十勝川下流に向かう。
ポイントに到着し準備を早々に済ませ、『ボーラス90L』を固く結び釣り始める。
水温は1.7℃、この時期にしては悪くない。
2〜3時間やってみたがアタリすらなく、更に下流に移動する。
ポイントまで歩いている途中、アングラーに会い状況を聞いてみると、
70cmが1本釣れましたと、やる気の出る返答!
しかし、『ロンズ』で僕に釣れたのは、51cmのとてもスマートなアメマスだった。
それでも久々の魚に出会えて少し気が楽になった。
その後は何の異常もみられず移動する。
朝一で入ったポイントに戻り再び『ボーラス90L』で釣り始め、
間もなく小型のアメマスが釣れた。
その後『ロンズ シンキングペンシル』でもアメマスを追加。
後はサイズアップのみだ。
日も傾きだしたころ、朝からずっと気になっていた流れに勝負をかける。
水温は3.7℃まで上がり、大物への期待が膨らむ。
思ったよりも流れが速く、
後生大事に持っていた『ロンズ ファーストシンキング9cm』で巨大アメマスを狙う。
数投目で底まで沈め、軽くアクションを入れた時、
『リバロス ブレイドウィザード90H』にグーッと竿先が絞り込まれるようなアタリ。
今までとは違う重量感。バラさないように慎重にやりとりをし、
ランディングに成功したのは67cmのアメマス。
70cmにはやっぱり届かなかったけれど、久々の大物に大満足。
夕食は絶品のジンギスカン。
今日は特別に、ご法度のビールをいただこう。
痛風は大丈夫か?
翌朝、目が覚めると無性にニジマスが釣りたい。半日ほど時間がある。
迷わず十勝川本流を目指す。
今日はニジマスを釣るという強い信念を持ち、
『ボーラス90L』Gブラック/オレンジで釣り始める。
対岸に崩れたブロックがあり、その周りの深場を丹念に釣っているとコツンとアタリ。
アメマスとは違う引き。ニジマスか?
釣れたのはニジマス36cm! 川の規模に似合わない大きさ(笑)
でも、今シーズン初のニジマスでうれしい1匹だ。
サイズアップを求めて下流の大きなランに移動。
ここで十勝川からのスペシャル・ビッグプレゼント!
川を見ようと車を降りた時、信じられないことが起こった。
ドアを閉めると「ピッ」という音。
「え? 今の音は鍵の閉まる音だよな?」
恐る恐るドアに手を掛けると、やっぱり鍵が閉まっている。
鍵をはじめ持ち物はすべて車の中。
「これは夢か?」
もう1度ドアに手を掛ける。どうやら夢ではないようだ。
「鍵よ〜開け〜」
と重い念を送るが開かない。
なんてことだ、周りに何も無いこんな所でインロックしてしまうとは…
しばし呆然と河原に立ちすくむ…
昨日は朝から味噌汁をかけられ、今日は最後にインロックか…
なんてついていないんだ…
残念な男だ、俺は…
立っていても仕方がない。
電話を借りに数km上流の河川事務所を目指し歩く。
数十分後にようやく到着。
河川事務所の方に電話をお借りしJAFを呼び、
1時間後にようやく鍵を開けてもらい、
泥沼のような戦いからケガひとつなく無事に生還を果たした。
俺はやればできる!
2014年十勝川釣行、この先が思いやられる。