リバロス ブレイドウィザード86MH
リバロス ブレイドウィザード76ML
ディノバ80MR(ミディアムランナー) Gブラック/オレンジ
フローティングミノー8.5cm
ヴァンキッシュ4000XG
ヴァンキッシュC3000HG(2500スプールに交換)
PEライン1号&ナイロンリーダー17.5ポンド
PEライン0.8号&ナイロンリーダー17.5ポンド
ブレイドバー シルバー
メッシュバック・ロゴキャップ ネイビー/カーキ
長野県 犀川(さいがわ)&天竜川(てんりゅうがわ)
2013年12月30日&2014年2月16日&2月22日
12月30日 午後2時ごろ /
2月16日 午前10時ごろ / 2月22日 午前11時30分
12月30日 晴れ / 2月16日 晴れ / 2月22日 晴れ
12月30日 2℃ / 2月16日 2℃ / 2月22日 未計測
未計測
アングラー:植田 学(うえだ まなぶ) 長野県上伊那郡在住

犀川で初めて釣りあげたブラウントラウトを最後に、昨年のマス釣りは終了。

新年を迎えてからも、昨今病み付きになった犀川に何回か足を運ぶものの、
凍りついたガイドとにらめっこで釣果の上がらない日々を過ごしていました。
そうしながら、地元・天竜川の解禁を待っていました。

解禁前の2月14日にはこの地方も記録的な大雪!
が、行くぞと決めたら人間恐ろしいもので、
前日の2月15日は釣りの友人の方々と夜の決起集会で士気を上げ、
待ちに待った2月16日の朝、悪路のなかを今年の天竜川はあそこからと決めて、
大雪でも川に出られるだろうと考えたポイントに向かって出発。

既にそこにはフライフィッシングの友人が到着し準備をしており、
車を横付けして一緒に楽しませてもらうこととしました。
ところが、準備を開始した途端に突風が…
いきなり私の車のドアがフルオープン!
お隣には友人の車が…
「やっちゃった〜」
ドアがゴツンと友人の真っ白な新車のボディにぶつかり、エクボ発生。
「気にしなくていいですよ!」
なんて優しい彼…

腰までの雪をかき分け川に下り、
当然フライフィッシングの友人に先行していただき、
2014年初の天竜川を楽しむことにスイッチを入れ替えました。

しかしとにかく強風。
遠目で見てもフライラインは流され、苦慮している様子。
ずっと後攻していた私は、ライントラブルをしたタイミングで、
「どうぞ先に」
の手送りサインを友人からいただきました。

それではと、多少間隔をとり先行。
流心を少し逸れ、流れが緩やかになった所までスイングさせていくと、
「ズズッ」
「ん?」
あ、やっちゃった〜、友人になんて言おう… でも、
「きたー!」
重い。『リバロス ブレイドウィザード76ML』を見事にしならせる久しぶりの重い感覚。
上がってきたのは、早春の天竜川名物・本流イワナで47cmのメスでした。

失礼をしまくりで、喜んでいいのやら困惑している私に対し、
フライフィッシングの彼は駆け寄ってくれ、
「おめでとうございます、ニコパチ撮りますか?」
と、またまた好印象ボーイ炸裂。
今はとにかく、喜んでいいんだ!

お昼には、朝から天竜川に出ていた皆さん10名が、
伊那名物「ソースかつ丼」を食べにお店に集結。
食事中、みんなからのおめでとうの言葉が本当にうれしい。
昨年はインフルエンザで出遅れた解禁日を、今年はスタートダッシュで飾れました。

2月22日、
朝からプロショップ「アングラーズパラダイス」店長の山本さんからお電話。
「WさんとYさんが来ているよ!」
とのこと。
毎年天竜川へマス釣りにいらしているベテランWさんとYさんの来訪に、
これはすぐに行かなきゃと、慌ててお店に急行。
恐縮しながらお話をしていると、
「よかったらご一緒しませんか?」
のお言葉をいただく。
「…感激!」
ではお言葉に甘えてと、一緒に川へGO。

到着後、さすがにお2人より先行するのは失礼と判断し、離れた所へ。
「こんなポイントは当たり前に、もう誰かが攻めた後だろうな」
と堰堤下のたまりを横切らせるように、白泡の中にルアーを1投。
「ググッ」
「ん? ビニール? いや?」
やっちゃった〜
思い切り『リバロス ブレイドウィザード76ML』をしならせ、また何かが引いている。
でもここは堰堤の上段。どうすればいいのだろう?
私では上げられない…

意を決し「リバロス ブレイドウィザード76ML』と共に下段へジャンプ!
いつも川では水没で有名な私だから、今日もどうなってもいい…
飛び下りてから四苦八苦、
顔を出してくれたのは、またまた47cmのオスの本流イワナくん。

ずっと下流にはお2人が熱心にロッドを振っている姿が見える。
ご迷惑かもしれないけど、この感動を伝えたい。
しかし、電話番号を知らない…
やむなく、山本店長にまずは連絡、
少しすると、お2人が遠くから駆け寄ってこられる。
山本店長が電話を入れてくれたようだ!

おぉ、満面の笑みを浮かべたベテランWさんが、
「おめでとうございます」
と右手を!
「えっ!?」
戸惑いながらも、グッと握手。
これまた写真がいい加減な私がびっくりするほど奇麗に写真も撮ってくださる。

「ニコパチも!」
の声にいい気になって、2014年初めてのポーズをとっていたら、
自分をルアーで釣りあげてしまい、
ポーズ決めに集中できないままでしたが、何とか撮影終了。

3人でイワナくんにお礼を言い、さようなら。
「釣りは一緒にいる人がいい魚と釣ると自分たちも楽しくなれるから好きなんです」
お2人の言葉に恐縮と感動を覚え、今年の春の天竜川を本格スタートしました。

釣り4.5年生。
さあ、今年はどんな出会いがあるのか、新しいワクワクの始まりです。