ロンズ スローシンキング9cm LSブラック/オレンジ
ツインパワーC3000HG
PEライン22ポンド&ナイロンリーダー22ポンド
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド ブラック
長野県 犀川(さいがわ)
2013年12月22日
午後2時22分
曇りのち雪
4℃
6℃
アングラー:宮澤 万之(みやざわ かずひで) 長野県松本市在住

今年も残りあとわずかになり、気がつけば、
1月から通い続けた犀川本流での鱒釣りはあっという間に12月下旬に突入。
今年の釣り納めまでにいい釣果を出したいと思い、この日も犀川へ向かう。

川の水量は全体的に減り、魚の居場所を絞りやすく、釣りやすい季節。
真冬でも実績のある流れの緩い場所を中心に、
午前10時過ぎから釣りをスタートしたが、魚からの反応はない。
2カ所のポイントをじっくりと攻め終わったころには、既に午後の部に突入。
残りはきっと1カ所くらいしか釣りができないだろうと考えて、
2週間前に35cmくらいのブラウントラウトが2匹釣れた場所まで一気に移動。

秋までは水量が多く流れの強い深瀬なのだが、
冬になって水量が減ると流れも弱くなるポイントで、
『ロンズ』で攻めやすいお気に入りの場所。
対岸寄りのブラウンが釣れた辺りまで、
『ロンズ スローシンキング9cm』をフルキャストし、沈ませて川底をとる。

沈めた『ロンズ』を冬によく釣れる誘い方で流しながら釣り下っていくと、
3投目に「ゴンッ」とはっきりしたアタリが伝わる。
「待っていました!」
とばかりにアワセをいれフッキングすると、
ロッドを大きく曲げ、ドラグを鳴らしてPEラインを引き出しながら、
下流へと走り川底に張り付く。

「ブラウントラウトか?」
川底から離そうとプレッシャーを掛けるが、なかなかの大物なのか動こうとしない。
少しだけラインテンションを緩めてやると上流側へ上りはじめた。
自分の正面に来たところで一気に勝負にでて寄せにかかる。
少しずつ、粘りながらやっているとようやく魚が見えてきた。
レッドバンドが見える、ブラウンではなく大きなニジマスだ。
慎重に寄せて無事ランディングに成功。
フックを外し、サイズを測ると、サビ色の強い60cmジャスト。

去年に成魚放流された魚が成長したものかと胸ビレを確認したが、
目印の標識タグもなく、背ビレもしっかりしている魚体から、
犀川本流で長年育ったワイルドレインボーのようでした。

ようやく自分も犀川殖産漁協エリアで60cmのニジマスを釣ることができました。
来年もこんな大鱒たちに出会いたいと期待が膨らむ。

休む間もなく年が明けた1月から、犀川での本流鱒釣りを始めます。