リバロス ブレイドウィザード90H
ディノバ80DR(ディープランナー) Sヤマメ
ディノバ80MDR(ミディアムディープランナー) Sワカサギ
10ステラ4000XG
PEライン24.4ポンド&フロロカーボンリーダー23.5ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド ブラック
長野県 犀川(さいがわ)
2013年7月21日
午前10時&午後5時
晴れ
29℃
18℃
アングラー:植松千英(うえまつ ちひで) 長野県諏訪郡在住

6月の増水による泥濁りの状態が2週間以上も続いた犀川。
釣り人からのプレッシャーから解放されていた活性の高い鱒に期待して、
先週あたりから犀川殖産漁協エリアに釣りに来ている。
7月の犀川はやっと濁りが和らいできた。

濁りの影響だったのか、今日まで思ったようには鱒はヒットしてくれず、
今度こそはという思いで河に立った。

水深のあるプールでのボトムの釣りにも反応がない状況に、
ベイトフィッシュを追って瀬に入った活性の高い鱒を求めて、
通称「さざなみ裏」のランを釣り下ることにした。

このランで最も水深のあるポイントでは『ディノバ80DR』を沈める。
根掛かりに注意しながらの釣りで足元まできっちりとボトムをトレースすると、
「ガツ」という衝撃と同時に『リバロス ブレイドウィザード90H』が曲がる。
鱒のヒットに気が付くと、40cmほどの魚体が水面を割った。

サイズのわりに引きが強い。
「殖産エリアの鱒はパワーがあるな」
と楽しませてくれる。
『プラウ90SL』に入った元気な鱒は、
初夏にはあまり釣れることのないブラウントラウトである。

虹鱒ではないが、久しぶりの釣果が非常にうれしい。
撮影をして直ちにリリースを完了させた。

その後、ラン下流部の浅い瀬のヒラキで、
『ディノバ80DR』から潜行深度の浅い『ディノバ80MDR』へとバトンタッチすると、
30cmほどの奇麗なブラウントラウトがヒット。
鱒の連続ヒットに、
「魚の活性が高いのでは?」
と思い、モンスター級が定位していそうなテトラの多い広大なプールへと向かった。

『ディノバ80DR』でそのランの最深部のボトムを引き倒し、
川底に張り付いているであろう大型を狙う釣りをする。
鱒は核心部となる最深部から下流のカケアガリ部に付いていたようで、
ボトムを直撃していた『ディノバ80DR』がひったくられた。

先ほどまでの鱒たちのヒットとは明らかに違う感触。
良型だろうと思わせるトルクのある引きで、
川底で「グングン」とヘッドシェイクしながら動かない。
魚の姿を早く見たいと1度魚を水面まで浮かせると、
やはり良型のブラウントラウトだと分かった。

いかにも本流育ちと思わせる鱒はパワーがあり、
ブラウントラウトでもなかなかのファイトで、
ランディングに少々てこずりながら『プラウ90SL』にネットイン。

想像どおりの太さのブラウントラウト。
付け根が太く遊泳力のありそうな尾ビレが印象的な体長49cm。
そのネイティブな魚体は、まさにパーフェクトと言える魚だ。

初夏といえば、犀川は虹鱒なのだが、
この魚体のブラウントラウトなら納得の1匹。

やっと釣ることのできた鱒に感謝して、高水温なので弱らないうちにリリースを完了。
元いたプールへ元気に帰っていく姿にひと安心しました。

でも次回は、やはり虹鱒の良型を狙って釣りたいですね。