リバロス ブレイドウィザード70L
ロンズ ファーストシンキング7cm Sアユ
ロンズ スローシンキング7cm Sブラック/オレンジ
10ステラC2500HGS
PEライン0.8号&フロロカーボンリーダー8ポンド
ブレイドバー ガンメタ
メッシュバック・ロゴキャップ ダークグリーン/カーキ
長野県 天竜川(てんりゅうがわ)
2013年7月13日
午前11時40分
曇り
26℃
未計測
アングラー:鈴木 正比古(すずき まさひこ)長野県伊那市在住

久しぶりに早起きして川に立ってきました。
ここのところ午後や日暮れ前の短時間釣行でバラしを連発していたため、
気持ちを改めて(笑)、日の出前からのスタート。
1カ所目、支流の流れ込むラン。雰囲気はいいけれど不発。
2カ所目、ここで友人の植田さんと合流。
実績のあるポイントでしたが、またもや不発。

「ん〜、水はこれ以上ないぐらいいいんだけれど」
雨で増水した後に落ち着いた天竜川、
水源の諏訪湖の放流量もかなり絞られて透明度はほぼベスト。
ただ猛暑が続いたなか、前日はかなり涼しかったため水温は低め。
「状況的には水温が上がってくる時間帯がベストなのかな?」
と思いつつ所用のある植田さんと別れ、次のランへ向うもまたまた不発…

時刻は午前10時をまわったところ。
先週天竜川にいらしていたスプリーモの関さんが、
夕方に目の前で奇麗な本流アマゴを上げたポイントであり、
先日の自分のバラしポイントでもあるランへ。
斜め護岸に立ってのキャストとなり自由度は少ないが、
本流の釣りを始めたころからちょくちょく入る実績のあるポイント。
カーブしてきた荒い流れが瀬頭で手前の護岸にぶつかり、
大きな波を立てながら真っすぐに護岸際を流れ、徐々に開いていく。

瀬頭横の斜め護岸に立ち、手前の流心を避けながら、
奥の緩流帯に『ロンズ ファーストシンキング7cm』をキャスト。
ロッドを立てて流心にPEラインをとられないように『ロンズ』を若干沈め、
上下にアクションをつける。
緩い巻き返しと対岸際からのブレイク、
「付いてそうなんだけどな〜」
と思いながら数キャスト繰り返したところで「ガンッ」と衝撃が伝わった瞬間、
一気にドラグを鳴らしてPEラインが走る。
「来た!」
ロッドを煽ってアワセを2回。
大きな三角波を立てている流心にのられて、
全く止まる気配はなく下流にPEラインが引き出されていく。

護岸中段の平らな部分まで斜面を登り、
PEラインを回収しながら駆け足で下流へ向かう。
瀬の中間部分を越えて流れがかなり緩くなった流心下でじっと動かなくなる魚。
ロッドを護岸と平行に倒し、
なるべくPEラインが流れを横切る形でプレッシャーを掛け、じっと我慢。
またドラグを鳴らして走り、しばらく下るとじっと動かなくなる。

何度かのダッシュを繰り返しているうちに魚も流石に疲れてきたようで、
やっと銀色の魚体が流心下から浮き上がってくる。
幅広でうっすらピンクの側面、なかなかのニジマスだと確認。
弱りながらも頭を振り、もがきながら流心を下っていく。
流心から外すように誘導しつつ、滑る斜め護岸でのランディングを試みるが、
魚体は流れを身に受けながら横たわり、
ときどき短いダッシュを繰り返すためなかなかネットに収められない。

最後はスプールを押さえ、少し強引に魚体を寄せてネットを差し込む。
フロントフックが口から外れる。
「やばい〜!」
と思いながらリアフックはなんとかもってくれて、やっとネットイン!
…長い取り込みでした(笑)。
瀬の上流部分までダッシュで駆け上り、浅瀬に魚を横たえ撮影タイム。

ヒレも魚体も奇麗な48cmのニジマスでした。

ひととおり撮影を終えてリリース。

流れに帰っていく魚を見送りつつ、しばし一服しながら休憩。
いったん、山本店長のプロショップ「アングラーズパラダイス」へ向かいます。
そこで再び植田さんと合流し、次に入るポイントを話し合っているなかで、
山本店長より「絶対ここに差している!」とありがたいお告げが(笑)。
春に川床の工事を終えた区間で、
まだ人はほとんど入っていないだろうポイントをご指示いただき、
植田さんといざ出撃です。

そこは流れの割と穏やかな区間。
下流部はプール状になっていて、いかにもな雰囲気のポイントです。
しばらく釣り下ると流れの中に大きな石が数個沈んでいる場所へ。
『ロンズ スローシンキング7cm』でなるべく石周りをタイトに流しました。
1投目、石に絡みつくゴミにロンズが引っ掛かるも、無事回収できたので2投目。
石と石の間の緩流帯をトレースできるように調整しながら流すと、
『ロンズ』が石の間に入ったところでヒット!
何度かドラグを鳴らしてのファイトの後、上がってきたのは35cmのニジマスでした。

少し丸顔の可愛い顔つきでしたが体高、ヒレともなかなかの魚です。

そこからまたしばらく釣り下り、緩いプールの区間へ。
流れはかなり緩いのでダウンクロスにキャストして、
ロッドを上下に2回アクションしラインスラックを回収してまたアクション。
そう規則的に繰り返しているとヒット!
今度もニジマス36cmでした。

先程のニジマスより尖った顔つきで、
やはり体高、ヒレ共に、これからの成長が楽しみな魚体でした。
この2匹を最後に納竿。久しぶりのほぼ1日の釣り、楽しめました。

しかし山本店長のお告げ、恐るべし…

関さん、次回の天竜川釣行時はお告げを聞いてから竿を出しましょうか。
ぜひお供え物を持参でお越しくださいね(笑)。