リバロス ブレイドウィザード86MH | |
ロンズ フローティング9cm Gブラック/オレンジ | |
ステラ3000HG | |
PEライン24.4ポンド&フロロカーボンリーダー23.5ポンド | |
プラウ90SL | |
ブレイドバー ブロンズ ネットバンド ブラック コットンツイル・ロゴキャップ ダークオリーブ |
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北陸地方 某本流 | |
2013年6月1日 | |
午後4時40分 | |
快晴 | |
27℃ |
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8.5℃ |
5月が終わると、北陸地方の多くの河川はサクラマス釣りの終幕を迎え、
河では釣り人の姿をほとんど見かけなくなってくる。
そんななか、この河は大増水から平水に向けて減水していることから、
「新たにサクラマスが遡上してくるのではないか?」
と思い、愛竿の『リバロス ブレイドウィザード86MH』を振った。
毎年遠征している河で、今年も春先から数回訪れている。
おかげでポイントはだいたい把握しているつもりなので、
テンポの速い釣りをしながら実績ポイントを数カ所回ることができた。
しかし鱒の遡上は無いのかと思わせるほど、ヒットはない。
夕方になるとやりつくした感でいっぱいになり、万策尽きたかと思ったが、
目の前には超シャローの激流が走っている。
激しく白泡の立つ流れの様子からは、
大きな沈み岩が敷き詰められていることが分かる。
流心から手前に向かっては水深が50〜60cmほどしかなく、
常に鱒が着くとは言い難い所だが、
今年はシャローの釣りに本格的に取り組んできたので、
『ロンズ フローティング9cm』Gブラック/オレンジを結んだ。
白く泡立つ激流へとキャスト。
手前の幾つかの沈み岩の間に『ロンズ』を通過させるようにトレースすると、
第1投目で結果が出たのである。
沈み岩の辺りで『ロンズ』が視界に入り、ヒラ打ちさせると突然それが消えた。
この瞬間、鱒がヒットしたのである。
水深60cmぐらいの所で水飛沫が上がり、鱒が大暴れしている。
この時点で『ロンズ』の腹のフックが口に掛かっているのが確認できたため、
少々強引に鱒を『プラウ90SL』に寄せると、
全身を現したのはかなりの大きさのサクラマスだ!
どうみても確実に軽く60cmは超えている。
水深の浅い所に座礁して泳げなくなったサクラマスに上から『プラウ』を被せ、
なんとか身柄の確保に成功した。
諦めかけたその時に釣れたサクラマスは、
堂々の体長65cm、ウロコが飛び散るフレッシュランのビッグサイズ。
噂には聞いていたのだが、
「この時期でもフレッシュな個体が遡上する」
という話は本当なんだと、サクラマスの魚体が証明してくれている。
やはり、フレッシュランのサクラマスは美しい。
見とれてしまうほどにギラギラと光輝き、
眺める角度で薄っすらと紫色に変色する姿は、いつ見ても感動する。
まだ体力を消耗しきっていないサクラマスは強暴で、
新品の『ロンズ』を数分でボロボロにされてしまった。
例えば成魚放流された魚では、
このような野生を感じさせるファイトは経験できないであろう。
今年のサクラマス釣りも苦労の連続でした。
けれどスプリーモのタックルのおかげで、
その苦労が報われる忘れられない1匹と出会うことができました。