リバロス ブレイドウィザード70L
ディノバ65MR(ミディアムランナー) Gウグイ
10ステラ3000HG
PEライン16ポンド&ナイロンリーダー14ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ガンメタ
ネットバンド ブラック
北海道 道東の某小規模河川
2013年5月3日
午後2時30分
曇り
4℃
4℃
アングラー:MACKEREL石山(マッカレルいしやま) 北海道常呂郡在住

2012年に『リバロス ブレイドウィザード70L』を発売と同時に購入。
続いて発売になった『ディノバ65MR』もすぐに購入し、
「これで道東のデカニジは捕ったも同然」と思っていたが、現実は甘くなかった。

「『リバロス70L』のデビュー戦はどうでした?」
数日後、散々な結果だと分かっているはずのスプリーモの関さんからメールが。
「『リバロス70L』と『ディノバ65MR』で、
小規模河川のデカニジは楽にいただいたと思っていましたが、
それ以前に腕も運も無いです…」
と残念な返答を。

夏、秋と釣りに行く時間がなかなか取れなく、
時間が取れても本流へ行ってしまい『リバロス70L』のデビューはできずにいるなか、
関さんから「『リバロス70L』のデビューは? 吉報をお待ちしています!」と、
呪文のような嫌がらせのようなメールがくるので、
今日こそは! と地元の佐呂間別川(さろまべつがわ)に行くが、惨敗した。

そんなこんなで2012年内に『リバロス70L』の入魂はできなかった。

今年に入り3月に小規模河川の佐呂間別川でもやろうと、
雪景色の川の凍結具合を見ながら車を走らせると、所々氷が消えて川が開いていた。
すかさず前から気になっていたポイントへ、
スノーシューも履かずに力技で雪をラッセルして向かったが、
そこは見事に結氷していたという間抜けな事態に心が折れて、また本流へ通う日々。
本流では良い時に40cmなかほどのニジマスが釣れたぐらいで、
いつもアメマスばかりだった。

5月3日、いつもの本流で釣りをしていたが、
この日も相変わらずの小さなアメマスに嫌気がさして、小規模河川へ移動。

『リバロス70L』に『ディノバ65MR』Gウグイを結び、
キャストを開始すると2投目にしてアタリが。
すぐにアワセを入れると、この時期には珍しくジャンプを見せて下流に走る。
サイズは小振りだがニジマスだ。

『リバロス70L』でのニジマスとのやりとりは最高に楽しいが、
なにせ『リバロス70L』初のニジマス、
関さんからの呪文のような嫌がらせのような、トラウマ気味のメールが頭をよぎる。
「バラすわけにはいかない、バラしたら大変だ!」
と多少強引に『プラウ』にネットイン。

デカニジではないがうれしさのあまり、男前のニジマスに見える。
1年近くかかってやっと『リバロス70L』に入魂することができた!

次の日もいつもの本流でいつものサイズのアメマスに遊んでもらうが、
ニジマスの姿が見たくなり前日の小規模河川へ。
移動すると前日の場所から数百m下流に良さげな瀬を発見。
しかしその瀬より下流はデンジャラス倒木ゾーン。

まずは『リバロス70L』に『ディノバ65MR』Sドジョウを結び、瀬の頭から釣り開始。
「異常なし」
次は『ロンズ スローシンキング7cm』Sピンク/オレンジで、
「行くぜ、Let’s Go! 桃色マシンガン乱れ撃ち!」
そうすることまた2投目にして、昨日より重いアタリにアワセを入れると、
ドッバーンと魚が跳ねて、ドラグを鳴らしてPEラインを引き出し深場へ走りだした。
やっときた良いサイズのニジマス、バラすわけにはいかない。

寄せようとすると下流へ走りだす。
そっちはデンジャラスと思っていると止まってくれたが動かない。
少しずつ距離を縮めてランデインクしようと、無理に寄せようとするが、
全然浮かずに嫌がりまた走りだす。
ラインプレッシャーを与えていると上流に走りだしたので少し安心したが、また下流へ。
「これマズー」
と考えていると、デンジャラス倒木ゾーンに突入してしまった。

一つ目の倒木はクリアできたが、その先はまだまだ倒木。
これ以上は無理だと諦めかけた時、
どうゆうわけかニジマスはそれ以上下流に走らなくなった。
しかし自分の立ち込んでいる水深よりも深場の倒木にPEラインが入ってしまったので、
仕方なくその場から寄せるが、なかなか寄ってこない。
30分ぐらい格闘しているのでいい加減頭にきてしまい、
強引に寄せにかかるとラインテンションが軽くなってしまった。
「やってしまった、切れた?」
とPEラインを回収すると『ロンズ』は残っているが、ベリーのフックは伸びていた。

「あーあ、やっちゃった…」
とその場の倒木に腰をかけた。しばらくそこから動けなかった。
ガックシきたままスプリーモの関さんに電話をし、
『リバロス70L』と逃げられた巨大ニジマスのいきさつを話すと、
「残念ですね〜、でも今から夕マヅメですから頑張ってください。
『リバロス70L』のデビュー、さらなる吉報をお待ちしています!」

結果、『リバロス70L』に入魂できていないのかもしれません…