ロンズ スローシンキング9cm LSアユ
ツインパワーC3000HG
PEライン22.6ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド ブラック
長野県 犀川(さいがわ)
2013年5月11日
午前7時23分
小雨
12℃
13℃
アングラー:宮澤 万之(みやざわ かずひで) 長野県松本市在住

大型連休が明けた5月11日。
犀川下流部の犀川殖産漁協エリアは、釣り人の姿は少なかった。
毎年のようにこの時期は、ほぼ貸し切り状態で釣りをすることができる。

午後から大雨になるという予報から、天気が悪くなる前に釣っておきたいので、
朝6時には川に立ち釣りを開始。
流れの速い1本瀬が下流まで続き、
緩いプールに変わる辺りの流れまでを釣り下っていく。
ルアーは新作の『ディノバ80MDR』を結び、
かなり速い流れの中を狙っていくと、いきなり鱒がヒット。
強い流れの中でジャンプを数回している様子からニジマスを予測させる。
しかし途中まで寄せてきている時に軽くなり、フックアウトしてしまいバレてしまった。
残念…

このまま下れば『ディノバ80MDR』でもう1匹くらい釣れると思い、
ゆっくりと時間をかけて1本瀬を丁寧に攻めたが、
アタリもなく下流のプールまで来てしまった。
水深はあるが流れが緩いため、
ウエイトがあり一気に沈む『ディノバ80MDR』より、
ゆっくり漂わせながら誘える『ロンズ スローシンキング9cm』に変え様子をみる。

その予感のようなものが的中し、
ゆっくりと沈ませながら跳ねあげた『ロンズ』をそのまま流れに漂わせていると、
「ガツン」と引っ手繰られ、アワセを決める間もなく一気に深場に走られた。

速攻で追いアワセを数回入れ、バレないように魚を寄せにかかる。
PEラインを引き出しながらグイグイと深場へ潜る感じから、ブラウントラウトと判断。
距離を詰めて、魚を浮かせてからランディングしたのは、
丸々と太ったブラウントラウト。

久しぶりに犀川本流で釣り上げたブラウンは47cm。
コンディションが良く、体高があり、かっこいい魚体で、満足な1匹。

最近調子のいい上流部の奈良井川とはまた違い、
分厚い本流の中で掛けた鱒の引きはたまらないものがあり、
やっぱりやめられませんね。

その後、何カ所か回ったが、田植えの濁り水と、
大雨による支流からの濁りで川は徐々に水色が厳しくなったため、
午後になったころ、この日の釣りは終了。

『ディノバ80MDR』と『ロンズ スローシンキング9cm』、
この2つを場所によって使い分けることで、
これから盛期を迎える犀川の大鱒ゲームは、さらに面白くなりそうだ。