リバロス ブレイドウィザード90H
スプーン 18g
ステラ4000XG
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
ネットバンド ブラック
福井県 九頭竜川(くずりゅうがわ)
2013年5月3日
午後5時30分
晴れ
未計測
未計測
アングラー:小川 浩(おがわ ひろし) 愛知県小牧市在住

5月3日、念願のサクラ咲く。

以前から欲しかった『リバロス ブレイドウィザード90H』を、
奥方様に内緒でオーダーしてしまった!
昨年は『リバロス ブレイドウィザード86MH』を購入する際に、
もうこれ以上ロッドは買わないと言った手前、言い出すこともできず。
年が明けてからこっそりオリジナルロッドケースの作成に取り掛かったが、
すぐにバレてしまった…

他の使わないロッドを処分して購入資金にすることで、
何とかご了承をいただいた…

『リバロス ブレイドウィザード90H』が手元に届き、解禁当初から使い始めたが、
どうも『リバロス ブレイドウィザード86MH』と比べると、
さすがに硬いのか軽いルアーは飛距離が伸びない。
そんななか、
使い慣れていた『リバロス ブレイドウィザード86MH』を使用する頻度が増えていった。

3月9日の夕方には、
『リバロス ブレイドウィザード86MH』に待望のサクラマスがヒットした。
水面にギラギラ光るサクラマス、足元まで寄せてくるが、くねくねと最後の抵抗。
ヨッシャ〜やったぜ… ランディング態勢に入ろうかと思った瞬間、あ!
ロッドからラインテンションが消えた?
とっさのことで何がどうなったのか放心状態、ラインブレイクだ… なぜだ?

さっきラインシステムを結び直したばかりなのに、納得がいかない。
ラインの切断部分を確認したら、
FGノットの下部辺りからリーダーにキズが有り、そこでラインブレイク…
後で地元の方に聞くと、前方にテトラが2個沈んでいるとのこと。
リーダー上部がテトラに触ってキズ付いていたことが分かった。
ルアーの接続部付近しかリーダーのキズを確認していなかった痛恨のミスだ。
このことで深く反省と学習をし、必要以上にラインのチェックが厳しくなっていた。

毎週末九頭竜川に通い詰めるが、全く異常なく時が過ぎていった。
5月2日の深夜、小牧インターから福井北インターまで車を走らせ、
翌日から3日間のサクラマス釣行。
そろそろ結果を出さないと、終幕の時が迫ってきている!
朝からお目当てのポイントに入れたが、全く活性が感じられない。
アングラーも少ないなか、昼過ぎまで頑張ったが場所替えを決行する。

フェイスブックで知り合ったお友達と待ち合わせをし、
最近当たっている護岸部にポイントを絞った。
お友達が護岸用のタモを持っている心強さもあり、同行する。
ポイントの説明をもらうと、手前5m付近にテトラの帯があるとのこと。
リーダーには最善の注意をはらわなくてはならない。

お友達は私に18gのスプーンを「これ使ってみて」と差し出してくれた。
今年の当たりカラーとのこと。とても有難いアシスト。
状況からして朝からアングラーにたたかれてスレ気味のはず。
通常どおりにスプーンを操っては口を使わないだろうと思ったので、
沖目にキャスト、リフト&フォールを繰り返し、
手前のテトラ帯付近でハードにジギングの要領で、
2段、3段引きで強くアピールした時、生命体の反応が出た。
いきなりの結果にちょっとびっくりしたが、まぁ、釣れる時ってこんなもんかもしれない!
しかし、お友達のナイスアシストに感謝だ。

この日は久し振りに『リバロス ブレイドウィザード90H』を使用していた。
飛距離のことでスプリーモの関さんからコツを教えていただいていたし、
せっかく大枚をはたいて手に入れた『リバロス ブレイドウィザード90H』だから、
とにかく入魂させなければと思い、朝から使用していた。

サクラマスと思われる魚は連続で激しくヘッドシェイクをし、さらに走りを強める。
ドラグからけたたましくジィージィーと音を立てて出ていくPEライン。
さすがに『リバロス ブレイドウィザード90H』のバットのパワーは、
『リバロス ブレイドウィザード86MH』よりも凄い。
ロッドを立てて、耐えていると激しかった魚の抵抗が弱まり、
数回の突っ込みの後、お友達の差し出したタモに収まった。

思わず「サクラかぁ?!」と叫んだ。
「サクラだよ〜!」の返事に 「やったぁ〜!」と友との固い握手!!
長くつらい日々に終止符が打たれた瞬間だった。
あがったのは銀色に輝くサクラマス、55.5cm・2kgだった。
ネットの中で横たわるサクラマス!
どれだけこの時を待っていたことか、本当にうれしい!

去年は『リバロス ブレイドウィザード86MH』で同様のサクラマスをあげたが、
瀬で掛けたこともあってか、
『リバロス ブレイドウィザード86MH』のパワーを実感できた。
この度は『リバロス ブレイドウィザード90H』の性能を、
存分に発揮するまでのサクラマスではなかったと思うが、
とりあえず入魂でき、一安心。
さらなるサクラマスを求めて、残り少ない日々を九頭竜川に通い、
『リバロス ブレイドウィザード90H』の本領を発揮できうるサクラマスと出会いたい。

最後に余談ですが、
4月28日には九頭竜川にてサクラマスアンリミテッドの集いが開かれました。
たくさんのアングラーが集まり、清掃活動、マナー討論会、サクラマス講義、
メーカーからの協賛品のオークションや、じゃんけんでの争奪戦など盛り上がりました。
私も趣味で作った九頭龍ワッペンを協賛品として提供いたしました。

この九頭竜川でサクラマスを狙える時間も残り少なくなってきていますが、
機会があればスプリーモのオーナーの方々と、お話ができればと思っております。

楽しみにしております!