リバロス ブレイドウィザード80M
ロンズ スローシンキング9cm Sワカサギ
セルテート3012H
PEライン16ポンド&ナノダックスリーダー20ポンド
ネットバンド グレー
長野県 犀川(さいがわ)
2013年4月22日
午後0時20分
曇り
10℃
8℃
アングラー:中田 宏治(なかた こうじ) 長野県上田市在住

4月21日。
「鱒の森」誌の最新号を購入し、スプリーモの関さんの記事をチェック。
岩魚ですね、フムフム… デカイなー、いいなー。
寝る前に、犀川で出会ったとある釣り人Tさんに釣りのお誘いの電話を入れたが、
「明日仕事なので…」とのこと。
突発的に連絡を入れたので、無理ですよね。
「独りで頑張ります」態勢で熟睡。

4月22日、前日の冷え込みと春の雪。
早起きしても駄目だろうと思い、わざと朝寝坊。
起きた時間は午前9時30分、
寒いから2度寝をして、1時間してから本気で起きて釣りに行く準備。
何所のポイントに行くかは決めていないが、とりあえず犀川へ。
前回キャッチしたブラウントラウトのこともあり、下流域に決定。
釣りスタートは昼の12時くらい…

流れ込みから攻めることにする。
岩が沈んでいて、その前でバイトすると予想し、
白泡の中に『ロンズ スローシンキング』をショートキャスト。
流れに漂わせながら岩の手前までゆっくり沈め、
岩の前でロッドをあおり、『ロンズ』を躍らせる。

するといきなり『ロンズ』を引っ手繰られ、ガンガンとヘッドシェイクされる。
アワセはロッドを軽く立てるだけにして、早々にファイトに移行すると、
ロッドはもっとデカイ魚もいける余力を残しながらも、
なかなかのサイズの魚だと教えてくれる。

魚は上流の白泡に向かい猛ダッシュ。
以前オトンに、
「上流にダッシュする鱒は大物だ、気を付けろ」
と言われたことを思い出す…
ロッドを下流に寝かせてラインテンションを掛けるが、
ドラグを鳴らしてPEラインを上流に引き出す。
これ以上走られて白泡の中の障害物でラインブレイクされるのを避けるべく、
ドラグをわずかに締めると、
今度は下流へ走り始め、ドラグを鳴らし1ダッシュを決める。

正直、この瞬間がこの釣りの醍醐味であり、心臓の鼓動が高鳴るところの一つ。
下流で尾ビレを出し、水面をかき回す銀色の魚体、ニジマスか?
足元は岩がゴロゴロしているので魚をランディングする場所を考える。
走られた分PEラインを巻き、ランディングネットを準備、
手前まで寄せて『ネットバンド』を解き、いざランディング!
ニジマスか?
珍しく一発でネットイン! この瞬間も心臓バクバク。

ふー… 深呼吸してネットをのぞく。
ん?
頬がピンクに見えたのでニジマスかと思っていたらブラウンでした。
早速身体測定すると、銀毛した53cmの見事なブラウン。

野生の鱒は何度見ても美しい。
ファイトも凄いが、容姿が最高の魚類ではないかと…
写真に収め、マイブームの固い握手を実行。

そしてリリース。
ファイト時間が短かったので回復が速く、流れの奥に泳いで行きました。

その場で念のため釣り人のTさんに報告。
アレ? 電話に出た!
聞いたら犀川でロッドを振っており、ニジマスを釣ったとのこと。
合流して別の場所に移動するも、魚の気配はなく午後4時に帰宅。

1キャスト目で予想どおり鱒を仕留めた快感に浸りながら、
今晩は気持ちよく眠れそうです。