4月1日、地元を流れる湧別川に今シーズン数回目の釣り。
午前7時にセットしたはずの目覚ましに全く気付かず、
起床したのは午前10時。
最近は寝坊がヒドイ。ついに春が来たようだ。

3時間もタイムロスしてしまったが、
「気温が上がってからのほうが釣れるだろう、そうに決まっている」
とプラスに考えながら川へ向かう。

最初に入ったポイントは、毎年、良型のニジマスが釣れている場所。
しかし、釣れてくるのは藻か流木ばかり。
流木に見切りをつけて次に向かったのは、
昨秋に正体不明の大物をバラしたお気に入りの場所。

ラインシステムを組み直し大物に備えるが、生命反応は無い。
「今日もダメなのか？ いつになったらニジマスは釣れるんだ？」
などと思いながら瀬のヒラキまで釣り下ったところで、
「ゴン」
と強烈なアタリ！
流木ではなさそうだ。寝坊の効果が出た！

よく寝たことで赤子のように体調万全の全身で、
フルパワーで思いっきりアワセを入れる。
すると魚は、ドラグを鳴らして縦横無尽に走りまくる。
よく寝たことで身体の感覚が研ぎ澄まされているのかもしれない。
いつもよりドキドキしながらファイトを十分に楽しみ、
無事にランディングできたのは65cmの太いアメマス。

この春、仕事の都合で地元を離れることになった僕に、
大好きな湧別川からのプレゼントのようだ。

「ありがとう湧別川！」
「ありがとうアメマスちゃん！」
また来るから遊んでね。

追啓
今度は朝から来ますから、ニジマスくんも遊んでくださいませ。

敬具