リバロス ブレイドウィザード76ML
フローティングミノー スリム系7cm
セルテート ハイパーカスタム3012H
PEライン0.8号&ナイロンリーダー8ポンド(約8m)
ブレイドバー ガンメタ
ネットバンド セージグリーン
コットンツイル・ロゴキャップ ダークオリーブ
岐阜県 長良川
2012年6月16日
AM7:30

未計測
未計測
アングラー:相宮 孝行(あいみや たかゆき) 岐阜県関市在住

「長かった」
ネットインしたサツキマスを見て、思わず口から出てしまった。

今までに経験したことのない渇水の長良川(ながらがわ)。
最後に痛恨のバラシをした日から数えて3週間。
サツキマスとまったくのノーコンタクトで心も身体もボロボロ状態でしたが、
15日が夜半から雨の予報だったため、
16日の土曜日は確実に魚が動くと思い準備を進めていた。

しかし、15日は仕事上のトラブルで徹夜となってしまい、
16日は早朝4時に川に立つはずが、実際に立てたのは朝6時を過ぎていた。
川の状況は雨により20cm程度増水していて良い感じのため、
まず8cmのスリム系ミノーと『ロンズ フローティング7cm』にて瀬を流して行く。
しかし期待とは裏腹に反応がない。

約30m続く瀬がテトラにぶつかり、少し水深が増す辺りから、
『ロンズ スローシンキング7cm』の細かなヒラ打ちにて誘うも無反応。
この水でもダメか。

いったん、気分転換のため上流を攻めたが反応が無いため、
車に戻り、ラインシステムを組み直して最後のひと流し。
再度、瀬を『ロンズ スローシンキング7cm』にて細かなヒラ打ちで誘い、
別カラーで後半の流れをと思いミノーケースを見た。
すると、いつもはあまり使用しないスリム系ミノー7cmが目に入り、
それをスイベルに付けてみた。

1投目、テトラギリギリにキャストし、馴染ませる。
少し速いジャークを3回ほど行い、下流へ45度を過ぎた辺りで、
ミノーをビシッ、ビシッ、ビシッと止めるようにジャークを行なう。
ミノーがダウンになりかけたときに強烈にロッドが絞り込まれた。
首を振りながら下流へ走り、ドラグが滑りPEラインが出て行く。
何とか流れから引き剥がして弱らせ、しばし引きを楽しみながらネットイン。

「長かった」
思わず口から出た。

3週間ぶりに手にしたサツキマスは、
ここまで遡上してくる道のりが過酷だったためか、
ややスレンダーな女の子でした。

長良川は現在1mを超える増水中。
この水が落ち着くころは、上流域に場所が移ります。
夏サツキもがんばります。