リバロス ブレイドウィザード86MH
ディノバ 80ディープランナー Sワカサギ
ステラ4000XG
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド ブラック
コットンツイル・ロゴキャップ ダークオリーブ
長野県 犀川
2012年6月2日
AM11:00
晴れ
16℃
17℃
アングラー:植松千英(うえまつ ちひで) 長野県諏訪郡在住

6月の犀川(さいがわ)。
新緑の景色のなかでの釣りは、
日常から解放されたそう快な気分で楽しむ事ができる。

先月から、久々に好調が続いている犀川。
しかし、簡単にはいかないのが大本流の釣り。
今日は水位が下がり、先月よりは釣りがしやすい感じなので、
先行している釣り人も多数だ。

その状況で、
いかにも釣れそうな新色の『ロンズ スローシンキング9cm』Gウグイで、
ベイトフィッシュ的な誘いで鱒にアピールするが、今日は中層でのバイトはない。
そこで『ディノバ80DR』Sワカサギで深場のボトムを引きずるように攻めると、
やはり鱒はそのボトムに張り付いていたようだ。

突然「グッグッグッー」とPEラインから生命反応が伝わり、
即座にアワセを「バシッ」と入れると、ヘッドシェイクする鱒の感触に、
「やったぁ!!」と心の中でガッツポーズをしていた。

早朝から6時間余りを費やし、やっとこの日初めて鱒をヒットさせることができた。
深場のボトムに張り付いていた鱒は、
「グングン」と『リバロス ブレイドウィザード86MH』を曲げている。
大遠投でのヒットのため、鱒の引きを存分に味わいながら引き寄せていると、
なかなかのファイトに良型だと判断できる。

時折PEラインを「ジー」と引き出して走る。
鱒を水面へと浮かせると、幅広ヤマメのような体高のあるブラウントラウトだ。
引きも、暴れる様子も、野生むき出しの元気なネイティブ系の魚に、
思わず笑みがこぼれるのが自分でも分かる。
背中の大型ネットの『プラウ90SL』で確実にネットインした。

『プラウ』に入ったブラウントラウトを岸際で見ると、やはり納得の1匹だ。
やっぱり『ディノバ80DR』なのか、とその信頼性を確信した。

この美しい自然のなかで、サイズだけではなく、美しい鱒を釣る。
これが自分の理想の釣りなのかもしれない。