リバロス ブレイドウィザード76ML
ロンズ スローシンキング7cm PSアユ
ステラ3000HG
PEライン8ポンド&ナイロンリーダー8ポンド
プラウ75SL
ブレイドバー ブロンズ
ネットバンド セージグリーン
熊本県 球磨川
2012年5月17日
AM9:15
晴れ
未計測
未計測
アングラー:山本 博之(やまもと ひろゆき) 熊本県球磨郡在住

深夜入りで朝あがりの終業後、その日は球磨川(くまがわ)に入った。
球磨川の最大支流・川辺川(かわべがわ)本流も有望なのだが、
今季は珍しくその本流に人が多い。
こちらではこれまでほとんどのシーズンを、
ポイントの空き待ち、入れ替わり・立ち代わり、争奪戦など、皆無で過ごしてきた。

球磨川本流はというと、近年はラフティングがブームで、
過去に幾多の大ヤマメを釣り上げた荒瀬が、その舞台に変わってしまっている。

「あっちゃん」と秘かに名づけた『ロンズ』を、早瀬の向こう側に投げ入れる。
空中高く放ち、奇麗な放物線で垂直に、勢いよく水の中に突入させる。
着水でのバイトを誘発させるイメージ。

1投目。
着水でのバイトがなくとも、「あっちゃん」には次の手、トゥイッチングがある。
そのままドリフトさせ、水中に黒く映る岩の前からトゥイッチングで誘おうと、
リールを巻いてラインスラックを調整しようとしていた矢先だった。

グン…

「食っとると〜!?」

リールを素早く巻きながら、魚の正面まで河原を走り下る。

ランディングしたヤマメは大型ではないけれど、
背中の張った、この球磨川育ちらしい魚体に大満足。

「あっちゃん」の底力を感じた釣りとなったのでした。