最近の長良川（ながらがわ）は降雨がなく減水し、
さらに田植え前の引水と代掻きによる濁りが入り、
下流域は釣りにならない日が続いた。
減水のため遡上が遅れるのではと思っていましたが、
逆に濁りがサツキマスたちを、水色の良い上流域へ移動させたようでした。
木曜の夕方に36cmを釣り、今期3本目。

12日の土曜日、いつもの場所。
いつもどおり、8cmのフローティングミノーから攻めるが、
アタリもなくその上流のポイントに入る。
同様にフローティングミノーを4〜5投してから、
『ロンズ スローシンキング7cm』に変更し、
アップにキャストして少しカウントダウンさせた。

ミドルスピードのトゥイッチをかけながら誘うと、
手前5mほどに差し掛かった『ロンズ』が引っ手繰られた。
フロントフックをがっぷり食っていてバレる心配はないため、
ファイトを楽しんでからネットイン。

38cmの銀ピカ。

翌13日の日曜日、人も多いと思い上流域へと出掛けましたが、
急激な冷え込みでアタリがなく、
仕方なくポイントを見ながらいつもの場所に移動。

昨日と同様に、8cmのフローティングミノーを2〜3投する。
先行者も居たため、やっぱり昨日のパターンでさらに底かなと思い、
『ロンズ スローシンキング7cm』をアップにキャストし十分に沈める。
流れに乗せながら、ゆっくり大きなトゥイッチをかけると3回目に引っ手繰られた。
流心に向って走るダッシュと、
数回のローリングをなんとかいなしてネットイン。
35cmで少し小振りだが、これまた銀ピカで奇麗な魚体。

「やっぱり、サツキマスがこのランに入って来ているな」

よし、この下の瀬をやろう。
ちょうど餌釣りの方が休憩をされたタイミングで、瀬頭からスタートする。
その下流のヒラキのかけ上がりに『ロンズ』を沈めて送り込み、
トゥイッチを3回ほどかけた時に強烈なアタリ。
一気にドラグが滑る。
PEラインを緩めないよう、走りとローリングをいなし、
引きを楽しみながらネットイン。
37cmを少し切る、これまた銀ピカのサツキマス。

2日間で3尾のサツキマスに出会えるという、
素晴らしい幸運に恵まれました。