ロンズ スローシンキング9cm Sアユetc
10ステラ4000XG
PEライン1号&ナイロンリーダー20ポンド(約5m)
長野県 犀川(さいがわ)
2012年10月7日
AM7:00〜AM9:00
薄曇り
未計測
17℃
アングラー:池田 勇介(いけだ ゆうすけ) 長野県諏訪郡在住

『オーナーズパーティー!』はいつも楽しく拝見させていただくばかりでしたが、
先日、スプリーモの関さんに教えていただいた放流魚が釣れましたので、
10月に入ったばかりの「犀川殖産漁協エリア」の近況と、
『ロンズ』での釣果を共に送らせていただきます。

10月に入り新たなスタートをきった「犀川殖産漁協エリア」に行ってきました。
1時間ほどのドライブを経て川に着いたのは午前5時半ぐらい、
すでに明るくなりだしていたことを記憶しています。
川に着くとポイントを上流から車で回って行きますが、
何処のポイントにもすでに先行車。
予想はしていましたが、これほどの混みようとは…

なんとか空いているポイントに入り、
先週反応の良かったポイントと同じような荒瀬に向かいます。
ここは普段は水量があり、遡行して入れないポイントですが、
渇水のため難なく入れました。
川底には小石が入り、急流で白波の立つガンガン瀬。

このような瀬を釣る場合、私は大きく分けて2つ、
シャローランナーを使い、
積極的にリールを巻いてアクションを付けながら流れを横切らせる釣り方と、
スローシンキングミノーを使い、
リールはほとんど巻かないスプーンの「転がし釣り」のような釣り方をします。
もちろんこれらを組み合わせて色々な流れに対応していくのですが、
最近は『ロンズ スローシンキング9cm』の「転がし釣り」で多くの釣果を得ています。

この日もそんな釣り方で探っていきました。
アップクロス気味にキャストし、着水後『ロンズ』を流れに乗せて下流に沈めていく。
時にPEラインを送り込みながら。
水中のリーダーが抵抗を受けて下流にはらまないよう、
時に竿先でPEラインをちょんちょん上に引っ張ったりしながら、ナチュラルに。

正面に対して下流方向へPEラインの角度が付いたら、
竿を対岸方向に寝かせ、リップに水流を当てて泳がせる。
リールは巻かず、竿をゆっくり対岸方向からこちら岸方向に寝かせながら、
小石一つ一つを釣るように『ロンズ』をスイングさせていく。
流しきったらリールで回収。

この釣りで『ロンズ スローシンキング』を使う理由は2つ。
犀川のガンガン瀬でもバランスを崩さず、レンジをキープし安定して泳ぐこと。
それと、ヘビーシンキングミノーの方が沈下は速いので手返しがいいのだが、
「ドボン」と沈めるのではなく、
生命体を装って、よりナチュラルにドリフトさせていくためである。
実際この日のファーストフィッシュも、
そんな『ロンズ』を沈め始めた直後のものでした。

対岸付近に投げ、空中のPEラインを回収しきるかどうかの時に「ドスン」。
30cmほどの奇麗なニジマス。

その魚をリリースして数投後、今度は沈めきった『ロンズ』に対し竿を寝かせ、
ターンからスイングさせ始めた直後に流心付近で「ドスン」。
瀬の釣りはアタリが明確に出ますね。
何度もジャンプして一気に瀬を下ったのは42cmの奇麗なニジマスでした。

その後さらにアタリがありましたが、アワセた瞬間にラインブレイク。
印象的だったのはその直後、
糸に引っ張られていないニジマスがルアーをくわえて2度の大ジャンプをしたこと。
ハリが外れてバラした魚がその後ジャンプするのは何度も経験がありますが、
ラインブレイク後のジャンプはいまだに不思議です。
そんなことより、リーダー、ノットへの注意はちゃんとしましょう。反省…

この後、その下の瀬が終わり、ちょっとした淵になっている所でさらにヒット。
一瞬見えた尾ビレ付近の色から「何の魚だ?」なんて思いながら掬ってみると、
いつもの犀川のシルバーメタリックではないニジマス。

もしやと思い右胸ビレを見ると、オレンジの印。

スプリーモの関さんに教えていただいた放流魚、ゲットしましたよ〜(笑)。
その後もたて続けに2匹、同じサイズの放流魚を釣り、この日は納竿。

ポイントを見ながら帰りましたが、ポイント物色中の車と多くの人を見ました。
10月に入り他の河川が禁漁期になると、
なかなか思うような釣りができなくなる「犀川殖産漁協エリア」ですが、
皆さんでルールを守って良い釣りをしたいものですね。

あと放流魚は皆、ヒレも大きく奇麗です。
今後犀川で成長し、
シルバーメタリックでパワフルな魚になってくれると信じています。