10月1日、仕事が急に休みになった。
秋の大型レインボーを狙いに、迷わず愛車のジムニー君を走らせた。

まずは、先日“シチュー熊澤”氏が69cmのレインボーを釣り上げたポイントに入った。
今日は、あえて動きを抑えるため『ディノバ』のガンメタにまたウェイトをはり、
重くなったぶん、根掛かり覚悟でポイントへ送りこむ。
数投目、ドスンという衝撃に合わせを入れる。
するとドラグを鳴らしてPEラインを出しながら、魚がどんどん走る。

間違いなく大型のレインボーだが、目標のサイズではないと確信し、
ドラグを閉め、少し強引に『プラウ』に収めた。

62cmのレインボー。
だが、よく見ると黒点がひとつもない、
ここ湧別川（ゆうべつがわ）では珍しいホウライマス（無斑鱒）だった。
そのあとポイントを移動し、58cmのレインボーを追加して終了となった。

2日目、ミラクルが起きた。
昨日58cmを釣り上げたポイントが気になり、朝一からジムニー君を走らせた。
またもウェイトアップしたガンメタ『ディノバ』を使う。
数投目、ズシッと重たい感覚が伝わってきた。
ドラグを鳴らしながら凄まじい勢いで走り出す。
止まったと思い寄せようとするが、底にへばり付いてなかなか寄せられない。

そうこうしている間になんとか弱らせ、ようやく姿が見えた。
「おっデカイ」
と思ったが、ランディングして測ってみると65cmのレインボーだった。
目標まで、あと5cm足りない…

それでも、なんか今日はまだ行けそうな気がしてポイントを移動、
またガンメタ『ディノバ』を投入で、63cmのレインボーを追加してしまった。

1日で60cmアップのレインボーたちが揃うという、ミラクルな日となった。

実は、ウチダザリガニも『ロンズ』にヒット。
2日間で3本の60cmアップという、まさに秋のレインボーざんまい。

うれしくてピースをすると、ザリガニも両手でピースをしてくれた。
もう幸せいっぱいのトリプルピースだ。