ディノバ 80ミディアムランナー Gブラック/オレンジ
セルテート3000 (ハイパーカスタム3012H相当にカスタマイズ)
PEライン16ポンド&ナイロンリーダー12ポンド
ブレイドバー ガンメタ
岡山県 某本流
2011年10月2日
AM8:15
曇り
13℃
14℃
アングラー:Old_Movado(オールド モバード) 広島県在住

『オーナーズパーティー!』No.042に掲載して頂いた54cmのレインボーを釣って以来、
ツキに見放された私。いや、単に腕がないとも言う。そちらが正解。

あれから数回、この本流に来てみたものの、
巨大ニゴイを3匹釣った他は、鱒類はすべてバラシ。
甘いフッキングで3回、ジャンプをかわせず2回、フックを伸ばされて1回。
最後の1回はデカかった、でも巨大な胸びれだけを確認しただけに終わった…

もう今年は金輪際釣れないんじゃないか? そんなネガティブな考えが頭をよぎる…
岡山県では河川でニジマスを周年釣ることができるが、
雪が積もると私の車では物理的に来ることができなくなる。
チャンスは11月いっぱいまでか…

今日は久しぶりの釣行。
この夏、岡山県の本流は台風12号の直撃を受けた。
あまりの雨量に各ダムが水を保持しきれず一斉に放水したため、
各河川は濁流奔流と化した。
その結果、私が釣っているポイントも様相が一変してしまった。
夏までは高いヨシが生えていた河原は、
石が転っているだけの極めて見通しのよい河原に変わっている。
フライフィッシャーマンが大喜びしそうな開けた風景だ。

朝6時ごろポイントに到着して、さっそく川の様子を見ると、
珍しく、というか初めて先行者がいた。エサ釣りをしているようだ。
その方に声を掛けて下流に入らせてもらう。
そこは、川底に複雑な溝の入った岩盤が沈んでいる、この辺りで一番のポイントだ。
ここは台風前と変化した様子はあまり見られない。砂で埋まってもいないようだ。

今日は日曜日の早朝にもかかわらず、既に放水口から放流が始まっていた。
しかも、流れの速さが刻々と変化している。水温は14℃と絶好。
期待に胸を膨らませて『ディノバ』Gブラック/オレンジをややアップクロスに投げ、
ドリフトして沈めたあと引いてくる。
3投目か4投目、さっそくグッとアタリが!
しかし、水面に小型のレインボーを確認した直後、またしてもバラシ(泣)。
そんなに早くアタリが来るとは思っていなくて、とっさのフッキングが甘かった…
またやってしまった。嫌な予感。
案の定、その後は全くアタリがない…

気分を変えるため、今度はエサ釣り師の上流に入れてもらい、岸際の緩流帯を狙う。
50mほど釣り下った所で本日2度目のアタリ。しかし、5秒でフックアウト。
まあ、姿がウグイっぽかったし〜、と自分で自分を慰める(苦笑)。

今日は9時半ごろに帰途につかなければならない。焦りを感じる。
もう1度本命ポイントで勝負だ。

再び下流に移動し、『ディノバ』Gブラック/オレンジに付け直して再挑戦。
15分くらいたっただろうか? 激流だった流心の流れが一瞬弱くなった。
アップクロスに投げ、その流心を流す。
ターンさせて流心を外れた瞬間、グッとアタリが!! 強くフッキングを入れる。

おお、力強いダッシュだ! レインボーのようだぞ。
ドラグが鳴きまくっているが、構わずどんどん巻く。ジャンプするか? いや、しない。
こいつは、ダッシュは力強いものの、とうとう最後までジャンプはしなかった。
そのおかげでネットインできたか(笑)。

フックを外して魚体を眺める。40cmジャスト。大きくはない。
『オーナーズパーティー!』に投稿させて頂くのが躊躇われるようなサイズだ。
でも、久しぶりのレインボーで嬉しいから投稿しちゃお。
まさに「歓びの世界」なんだから、いいですよね!?(笑)

これまでにここで釣った個体よりも体高が低い。
上流のキャッチ&リリース区間から台風の時に落ちてきた個体かな〜?
でも各ヒレはピンピンでとても奇麗! やっぱり川のレインボーはいいな〜。
エリアで釣った40cmとはまた嬉しさがぜんぜん違うよ。

今日これまでの数々のバラシのことなどすっかり忘れたように、
上機嫌で帰途につく私であった(笑)。
次回は、投稿しても恥ずかしくないサイズのレインボーを釣るぞ〜!