ロンズ スローシンキング9cm Gグリーンスラッシュ | |
10ステラ3000HG | |
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド | |
プラウ90SL | |
ブレイドバー ガンメタ | |
北海道 某本流 | |
2011年5月4日 | |
AM7:30 | |
曇り | |
4℃ | |
3℃ |
ゴールデンウイークは湧別(ゆうべつ)川でのニジマス釣りを予定していたが、
天候の悪化による川の濁り・増水のため断念することに。
だが、どうしても釣りをしたい僕は、
お世話になっている先輩アングラー“STEW熊澤”氏と道北の川へイトウ釣行に。
僕はイトウ釣りが初めてなので、
どのようなタックルで行けば良いのかさっぱり分からない…
なので、これまたいつもお世話になっている釣り具屋さん、通称“小屋ショップ”へ!
店長曰く「これで釣れると楽しいでしょう〜」とお勧めのビッグミノー数個と、
今回のヒットルアー『ロンズ スローシンキング9cm』Gグリーンスラッシュを購入。
それといつもはPE16Lbだが、今回は予備のスプールにPE20Lbを入れて、
いざっ道北の川へ!
夜明けと共に周りのアングラーが釣り開始。
それに釣られて自分達も「寒い寒い、風が強い…」とぶつくさ言いながら川へと。
初めは有名ポイント“合流”より下流で釣りを始めた。
明るくなるにつれ川が濁っていることに気付く。
こんな濁りで本当に釣れるのだろうか… と不安になる。
心が折れてきたころ、合流付近で釣りをしていたフライマンがイトウをヒットさせた。
仲間の助けにより80cmほどのイトウをゲット。
その1匹により自分のテンションが上がるが、まったく異常無し(アタリなし)が続く。
合流より上流に入ってみたが足がぬかって釣りにくく、
もしイトウが掛かったとしても、ここでは上げることは無理だと考えもっと上流へ。
それから30分ぐらいしたころだった。
ルアーを一番信頼している『ロンズ』に替え、
ベタ底過ぎないこと(底を取り過ぎると枯葉などがひどくリップに引っかかるため)
を考えながらの3投目だった。
アップクロスにフルキャストし、少し弱めのアクション&速めのリトリーブで、
アップからクロスにかけてスイングしたときに小さなアタリ。
「ん、何だ?」と合わせて入れると、“グウォグウォ”とロッドがしなる!
さらに追いアワセを入れるとイトウが走りだす。
これまでに味わったことの無い力強さを感じる。
下手なタックルではのされていたな… などと思いながらファイトを楽しむ。
これまでに無いドラグの悲鳴。PEラインを巻いては出されることを何度も繰り返す。
近くに流木があり、そっちへ「行くな行くな」と念じながら、
30分ぐらいでようやく自分の手が届きそうな位置まで寄せた。
『プラウ90SL』を手に取りイトウをネットに入れようとするが、
頭がデカく、浮かないために入らない。何度も失敗しPEラインを出されては寄せる。
“ガバガバッ”と大きく暴れられ、「やられたか…」と思ったが、
まだヤツはしっかりと『ロンズ』をくわえていた。
“STEW熊澤”氏の決死の助けにより、何とかイトウを岸に上げる。
私は放心状態だった。
“STEW熊澤”氏がメジャーを当てるも長さが足りない。
メジャーより4cmオーバーの、「104cm!」
まさにイトウ(「魚」偏に「鬼」)だ!!
その魚体を急いでデジカメに収め、最後に「ありがとう」と頭をなでる。
そしてイトウを元の流れに戻すと、元気に川へ帰っていった。
未だにあのブツブツ感とザラザラ感が手に残っている。
本当にうれしく、“STEW熊澤”氏に感謝した1匹だ!
これだから釣りはやめられません(笑)。