ディノバ 80ミディアムランナー Sブラック/オレンジ
10ステラ4000XG
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
プラウ90SL
ブレイドバー ブロンズ
富山県 神通川
2011年5月3日
PM3:45
曇り
18℃
9℃
アングラー:植松千英(うえまつ ちひで) 長野県諏訪郡在住

待ちに待ったゴールデンウイーク。
今年は大型連休となり、なるべく車の渋滞や、人の混雑を避けたいと考え、
何処に出掛けようか迷ったが、やっぱり富山県・神通川に決定。

早朝、神通川に到着すると、対岸の河原には長野県・犀川でよく一緒になる仲間たちの車がすでに到着していた。
きっと一睡もせずに車を走らせてきたのだろう。
対岸の友人に手を振ってあいさつをし、早々に川に入り釣り下っていくと、
なんと、あの “流れの弾丸ボーイ”に遭遇!!
激しいトゥイッチングで鱒にアピールしている様子。すると…
大きなアワセを2発入れると同時にロッドが曲がり、大きな鱒が水面を割った。
ランディングにかなり苦労していたようだが、なんとか『プラウ』にネットイン(笑)。
『プラウ』に納まった鱒は、大きくて立派な神通サクラマス。
ヒットルアーはニュールアーの『ディノバ 80MR』。

まさにその直後、携帯電話の着信音が鳴り響き、
上流域で釣っていた仲間からサクラマスをキャッチしたという連絡が入った。
一昨日からの増水で、鱒の溯上があったと考えられる。

サクラマスを釣りあげた仲間たちの祝福だけをしている場合ではない。
「自分も釣らなくては!」と強く思い、
すでに数匹の実績がある『ディノバ 80MR』をベストから取り出し結ぶ。
そして、前回良い思いをしたロケーション最高な上流域のポイントに移動した。

そこはもう5〜6人の釣り人が入った後であったが、
広大な瀬の中間部分辺りで胸までウェーディングし、
あまりプレッシャーのかかっていない沖へ『ディノバ 80MR』をフルキャスト。

流心まではかなり距離があり、なかなか届かない。
数投目にやっと流心の脇まで到達した。
ベールを返し、PEラインを数回送り出して、
下流の流心の下にあるスリットに『ディノバ 80MR』を沈め込み、
リトリーブはせずに大きくトゥイッチング。
『ディノバ』からブルブルという特有の振動が伝わってくる。
低層から中層へとレンジを変え、リトリーブを開始したその直後に、
ロッドに「ドスン」と重さが乗り、大きくアワセを一発入れた。

すると、ギラギラと回転するサクラマスが水面直下に確認できた。
アワセは万全だ、と自信を持つ。
暴れる鱒を落ち着かせ、流れになじませてから、
点在する大岩の間に入られないように鱒を浮かせ、
流心から引き離すためにリールを巻いた。

流れの中の鱒の引きは強く、ロッドはバットまで曲がる。
釣り師にとって、これが最高の時間である。
しかし流れが強く、川の中で立っているのもつらい。
その状況に不安を感じながらも、サクラマスを徐々に手前に寄せてきている。

さらに寄せてくると、
目の前を泳ぐサクラマスの口に『ディノバ』がしっかりとくわえられ、
フロントフックがガッチリと掛っているのが確認できた、一安心。
時間をかけてファイトをし、抵抗しなくなるまで疲れさせた。
何事もなかったかのようにおとなしくなった鱒を、
『プラウ90SL』に滑り込ませるようにネットイン。

体長53.5cmの体高のあるサクラマス。

少し小さいけれど、ゴールデンウイーク中に釣りあげることができ、
大変うれしい一匹となりました。

今回の釣行で大活躍した、変わったボディ形状を持つ『ディノバ』。
これでもう一尾、捕りたいなぁ。

よし、終盤戦も頑張ろう。