ロンズ スローシンキング9cm Gブラック | |
コンプレックス2500HGS | |
PEライン1.2号&ナイロンリーダー16ポンド | |
プラウ75SL | |
ブレイドバー ガンメタ | |
長野県 犀川 | |
2011年2月27日 | |
AM11:00 | |
晴れ | |
未計測 | |
9℃ |
水温9℃。今日は黄砂で山が曇っている。風が強くて集中力が時々途切れる。
どんなに過酷なシチュエーションでも自分の釣りを貫くことができるのならば、
もっともっと数多くのマス達に出会うことができていたのだろうか…
去年釣りを通じて僕にはとても大きなとても大切な仲間達ができた。
みんな目の前の壁が高ければ高いほどその壁を乗り越えようと努力を重ね、
試行錯誤を繰り返しながらも何とか乗り越えてきたとても尊敬できる仲間達だ。
それは数多くの実績が証明している。
ただそんな仲間と肩を並べて話をするにはまだまだ足りない。
そうそう、そうなんだと相づちを打つにはまだまだ足りない。実績が。
いやそうじゃない、本当は大好きなことを無我夢中でできればそれでいいんだ。
奇麗なマス達が見られればそれだけで…?
でも手中に収めた奇麗なマスの話、仲間に話したくなるよ。
みんなに見て欲しいって思うよね?
それでもっともっと釣りが好きになってもっともっと話がいっぱい盛り上がるし、
ハッピーになるよね?
若干今日は水位が高いから腰より上まで水に浸かって緩やかな流れをゆっくり下る。
対岸のテトラ帯まで『ロンズ スローシンキング』を導くには、
このぐらいウェーディングしないと無理だ。
解禁からまだそんなにたっていないから、
風が強く吹くと身体の中心から凍えるように冷えてくる。
こんな季節にはまだ大型のプレッシャーも多少緩んでいる筈だから、
狙ったスポットに落とし込みたい。定位するのはそこしかないんだから。
クロス気味に投げ、ゆっくり流下させた後、流れに乗せつつテトラに沿わすようダウン方向に2〜3度軽くトゥイッチ。ラインスラックを取って今度は上流に2〜3度トゥイッチ。
手前はかけ上がっているからロッドティップを立てて『ロンズ』を回収。
50mほど下ったところ、1回跳ね上げ、2回跳ね上げ… ついに来た。
まるで水底に沈んで水をたっぷり含んだ丸太を思わせるような大型(と思われる)が圧倒的な力で激流を下り、なす術もないままにラインブレイクされた2年も前の夏。
強いドラグと強いマスは想像もできないくらい反比例し合うから、マスに主導権をあげる。
更に水はクリア。多少の自由に任せて大型は物凄く走る! 走る!!
どれだけドラグを鳴らしてラインを引きずり出しただろう?
遥か彼方で一度ドボンとジャンプ!
想い出にさせないで。苦い記憶にさせないで。甘い記憶と記録にさせて!!
話だけじゃ証明にならないから。
『プラウ75SL』(愛称:シャラポワ)が小さい… 写真を撮影…
次にしなくちゃならないのは仲間に連絡することだ!
その次は流れに元気よくマスを戻すことだ!!
あぁ一刻も早く仲間の驚く顔が見たいよ。