ロンズ スローシンキング9cm KGグリーン
イグジスト2506
PEライン0.8号&フロロリーダー20ポンド
ブレイドバー ブラック
長野県 犀川
2010年11月29日
AM11:30
曇り
未計測
10℃
アングラー:津久井利幸(つくい としゆき) 群馬県桐生市在住

「こんなデッカイ鱒は見たことがない」
釣り仲間から、そんなセリフが出るくらいの鱒を釣って、驚かせたい。

皆さんも、そんな気持ちありますよね。ね、ありますよね?

最近、犀川から遠のいていた。仕事? 家の事? それもある。
しかし、コイツにも原因がありそうだ。誰もが生まれもっている、そうコイツ!

いろいろな河川から、「サクラマスが、小型化している」と聞く。
最近の男女も、体長は伸びるも小型化している。まるで源流域で釣れた尺上だ。
携帯電話、よく行く店の牛タン、周りを取り巻くいろいろな物が、小型化している。
自分の「コイツ」は、そんな流れに反して、スクスクと大型化している。
「こんなデッカイ尻、久々に見た」と釣友が驚いた! 想定の範囲外だ!
そう、「コイツ」とは、自分の尻だ。

最近ウェーダーを小さく感じていた。
寒くなりアンダーウエアを着たからだと思っていた。
なるほど、川に行くのになかなか腰が上がらないのも………

凹んでいても仕方ない。すべてのことに意味が有る! 無いのなら付けてやる!
そう、肯定的に!
肉厚になったコイツは尻もちのとき緩衝材になる……
しかし重さが増し、衝撃も増した。痛い、そして痛い。
今までのウェーダーなら簡単に破けていただろう、真っ二つに。
今日は、昔に買ったネオプレーンの大きいウェーダーを履いている。
「おっとと、あーっ」こういうときに役に立つ!

川の中央に2つ、テトラか橋の跡が沈んでいる。
その裏側によれがある。ライン先行で『ロンズ スローシンキング9cm』を送り込む。
ラインが止まる。「根掛かった〜」、ロッドをあおる。
ジージーーードッバーン。
雑念は、五感、集中力を鈍くする。エンディングを知っている映画のようだ。
ファイトになかなか気持ちが入り込まない。
とか言いつつも横たわった魚を見たら… へへ、うれしー!

そうだ! ウェーダーを買おう。少し大きいやつを。

待っていろデカ鱒。今度は、もっと良いドラマに変えてやる!