リバロス ブレイドウィザード86MH
ロンズ ファーストシンキング9cm Sブラック/オレンジ
ステラSW5000HG
PEライン20ポンド&ナイロンリーダー20ポンド
プラウ90SL
福井県 九頭竜川
2010年4月17日
AM 6:30
曇り
未計測
7℃

雪の関越道を過ぎ北陸自動車道を西へ。
糸魚川を通過するころ、雨に変わり本降りとなった。
気象庁の予報では今夜から明朝にかけ、雨か所により雪を告げている。
この雨だと明日はキツイかな?
日曜は釣りになるかな?
一刻も早く雨がやむよう願いつつ、不安いっぱいで車を走らせた。

深夜、九頭竜川の河原に到着するとポイント周辺には既に数台の車があり、週末の混雑を感じさせる。
激しい雨音が耳にくるけれど、長時間ドライブの疲れかすぐ寝付いた。
AM4時のアラームが鳴る少し前に、河原を行き交う車の音で目覚めると、雨はパラパラとフロントガラスに落ちる程度に治まっていたけれど、冷え込みの厳しい朝だ。

水量、水色はどうかな?
ガタガタ震えながら身支度を整え明るくなるのを待つ。

気持ち増水気味でひざ下程度のささ濁り、水温7℃。
泥濁りも覚悟していたから気持ちのうえで大きくプラスだ。

2本の流れが合流し大きなプールをつくり、数本の流筋が走るこの長い瀬はヒラキまで300mあるだろうか?
見える限りの上・下流には等間隔に釣り人が立ち込んでいる。キャストごとに釣り下るような状況ではなさそうだから、限られた範囲の中のココッ! というスポットを表層から底まで丁寧に流そう。

入川して小1時間、目前の浅い瀬をフローティングミノーやディープダイバーでじっくり探るも何もなし。20mほど下流にテトラやゴロタ石があり、少し水深もあるようだ。
この瀬の中ならあそこかな?
下流の釣り人が少しずつ移動するのを待つ。

足元の沈みテトラから約20m沖に速い流筋、その手前に鱒の付いていそうな流筋が走り水中の岩で流れがヨレている、水深1.5mほどだろうか。
濁りと釣り人のストレスで、鱒は速い流筋と適水流筋の境、ベタ底かな…?
落ち着いてじっくり流そう。

ディープダイバーのウォブリング感を消すようラインテンションを緩くして表層をドリフト、水ヨレの手前で軽くロッドを絞りヒラ打ちさせ、スーッと回収 …何もナシ。
次は速い流筋の沖にキャスト、一気に中層へ潜らせ、流れをゆっくり横切らせて核心部手前でステイ&トゥイッチ、スーッと回収 …何もナシ。
ディープダイバーでは流筋の底がとれそうにない。

『ロンズ ファーストシンキング』に換え速い流筋を使い底をとる。ゴン! ゴゴン! 核心部より手前で底をとり、ロッドを煽り『ロンズ』を適水流筋へ移動させたときのラインスラッグで、『ロンズ』を激しくシェイク。
すると同時に、
ズドン! 追突されたようなアタリに即アワセ、グングン頭を振っている。
まさかニゴイじゃないよね…
寄せた魚を見てホッとしたと同時に、先週末の長野県・犀川で、軍手と雑巾と帽子をまとめて引っ掛けたような悲しいファイトの末に岸に引き上げた、立派なニゴイが頭をよぎった。
『プラウ』のデビューをニゴイで飾らなくて良かったぁ〜などと考えながらネットイン。




写真を撮っていただきリリースし、ふと五松橋を眺めると、九頭竜の桜の花も散り始めていた。

通い慣れた犀川は、これからやっと遅い春かな。