ロンズ スローシンキング9cm Sブラック | |
ルビアス 2508 | |
PEライン16ポンド&ナイロンリーダー14ポンド | |
長野県 犀川 | |
2009年2月18日 | |
AM12:30 | |
快晴 | |
未計測 | |
9℃ |
今年の地元長野の解禁は犀川に行こうと決めて休暇をとり、2月16・18日の2日間みっちり釣ってきました。
解禁前日まで暖かい日が続き、雪代がどっと入って難しい条件となった解禁当日の朝は本流を避け支流で釣果を得ましたが、やはりサイズが物足りなく、濁りがとれてきた昼から本流に入りました。
『ロンズ スローシンキング』を結び、早春のセオリーどおりスローアクション・スローリトリーブでボトムを丁寧に探り、42cmのレインボーを捕ることができました。
半年ぶりに本流レインボーのパワフルなファイトを楽しむことができ、ひとまず満足して1日目を
終了しました。
18日は朝から下流域を攻めましたが、チェイスもありませんでした。やはり解禁も3日目ともなると簡単にはいきません。
車での移動中ふとひらめいて、普段入らないポイントに入りました。まだ誰もたたいていないのでは?
対岸のテトラ帯を目掛けてスプーンを遠投し、その際を丁寧に探りますが反応はありませんでした。
ふと気付くと2月とは思えないほど暖かく、水温も9℃まで上がっていました。渓流のように澄んだ水が流れる本流が強い日差しに照らされキラキラと輝いていて、季節も場所も間違えてしまいそうだなどと考えていたら、キャスト時にサミングを掛け過ぎて手前の流れにスプーンが落ちてしまいました。
すると着水の次の瞬間、PEラインにわずかなあたりがあり、合わせると30cmほどのブラウンがあがってきました。
プレッシャーもまだわずかで、この時期この水温の上がり方なら流れの中層なのか? と『ロンズ スローシンキング』に結び変えます。
中層をスローアクションで流した後、大きく上流にキャストして沈めボトムをトレースする“二段流し”で探っていきます。
対岸寄りの流心の中層をドリフトした『ロンズ』が、プールの頭にできた流れの壁を抜けるか抜けないかのそのとき、「ゴン」と来てラインが止まりました。
すかさず合わせを入れ、テンションを掛けますが頭を振りません。ズシリと重い相手にさらにテンションを掛けると振幅の大きなヘッドシェイクで応えてきます。
ラインを少し巻き取ってはじりじりと引き出されることを繰り返して、こちらから6〜7mの所まで寄せてくると、流れに頭を向けこちらを真横にじっと堪えています。澄んだ流れにブラウン独特のシルエットを浮かべたその魚の口に見えるテールフックの掛かりは割に深いようでした。
『ロンズ』の太軸フックを信じて少し強引に、かつ慎重に寄せ、小さめのネットにすくい取るように滑り込ませました。
解禁の魚にしては太さがあり、立派な口のいいブラウンをあげることができました。
撮影を済ませ、回復させてリリースします。
一息ついてポイントを休ませた後、同じポイントのボトムをスプーンで攻めなおすと、30cm後半のブラウンが2本続きました。
9cmミノーのサイズももちろんですが、探るタナの順番が違っていたら、中型の魚でポイントを荒らしてしまっていたかも知れません。PEラインの感度に感謝の解禁でした。